黒田博樹氏が野球殿堂入り
野球界の発展に大きな功績を残した人をたたえる「野球殿堂」に、プレーヤー表彰で元中日の谷重元信氏、元広島の黒田博樹氏の2名が選出されました。もう1名、特別表彰で審判として公式戦3026試合を担当し、94歳で亡くなった谷村友一氏も選出、2024年の選出は合計3名となりました。
なんて書いておいて、野球殿堂については「野球の凄い人が入るやつ」くらいしか知らなかったのですが、我々の良く知る選手たちが表彰されるプレイヤー表彰は「プロ野球の現役を引退し、5年以上経過した者。その後15年間が選考対象となる。」そうで、選出方法は「野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員が投票。75%以上得票した者が殿堂入りとなる。」のだそうです。黒田博樹氏は2016年に引退していますから、2022年、2023年は選考から漏れていたのですね。ちょっと悔しいですが、他に選出された方との比較はしないことにしました。
特別表彰はもっとすそ野が広く、対象者は以下の4つの条件に少なくとも1つ該当している方です。
1、 アマチュア野球の選手・指導者を引退した者。選手は、現役を引退したと5年、指導者は退任した後6ヶ月を経過していること。なお、選手が引き続き指導者となった場合には、これを現役の引退とは見なさない。選手・指導者が死亡したとき、又は選考時までに満65歳に達しているときは経過期間を必要としない。
2、 NPB及びアマチュア野球の審判員を引退した者。また、引退した後6ヶ月を経過していること。審判員が死亡したとき、又は選考時までに満65歳に達しているときは経過期間を必要としない。
3、 プロ及びアマチュア野球の組織や管理に貢献した者、又はしている者であること。
4、 野球に関する文芸・学術・美術・音楽等の著作物を有する者や、報道関係者としての実績がある者であること。
その該当者から以下7項目のうち、2つ以上に該当していることが要件となります。
1、 アマチュアの選手として、顕著な功績をあげた者
2、 審判員として、顕著な功績をあげた者
3、 選手の指導、後進の育成、技術の発展に顕著な功績をあげた者
4、 日本野球の組織や大会等の発展に顕著な功績をあげた者
5、 国際交流を通じ、国内外において、野球振興に顕著な功績をあげた者
6、 国民的関心の拡大と理解の進化により、野球の身辺拡大に顕著な功績をあげた者
7、 野球文化の発展、魅力の発信に顕著な功績をあげた者
そうした方々が推薦され、日本プロフェッショナル野球組織の関係者、社会人野球及び学生生徒等の公式団体の役員、並びに野球に関心のある学識経験者から計14名が委員となり、投票。75%以上得票した人が殿堂入りとなるという仕組みです。
長くなりましたので、明日、いや明日は「酒日誌」の予定ですので、明後日に続きます。