ドジャースが地区優勝

 大谷翔平を擁するドジャースが地区優勝を飾り全日程を終えました。大谷ばかり注目しており、周囲の選手をあまり存じ上げないのですが、これで3年連続の地区優勝、162試合で98勝84敗、勝率.605という成績でした。日本のプロ野球と比べると「98勝!?」と驚いてしまいますが、試合数が19試合多いので、それくらいになることもあるのでしょう。それでも2023年は100勝62敗で勝率.612、2022年は111勝51敗で勝率.685と凄まじい成績です。

 ピッチャーは、私が知っているクレイトン・カーショウが左肩の手術の影響で2勝2敗と振るいませんでした。勝ち頭はジャック・フラーディでシーズン途中にタイガースからトレードでドジャース入りしドジャースでは6勝2敗という成績でした。次がギャビン・ストーンの11勝5敗です。二桁勝利は二人だけ。ちょっと少ないかなと思いましたが、同地区2位のパドレスも二桁勝利は2人です。メジャーリーグの先発ローテーションは中4日で回すと聞いておりますので、先発投手は5人、単純に計算すると162÷5=32.4試合を先発することになりますが、一番先発の回数が多いギャビン・ストーンでも25試合ですから、先発投手を多く擁しているということでしょう。山本由伸の7勝2敗は今一つかと思いましたが、怪我をしながらもこの成績は立派なものなのでしょう。
 
 野手では大谷翔平が159試合で、.310、54本塁打、130打点、59盗塁と凄まじい活躍です。MVPトリオのムーキー・ベッツは116試合で.289、24本塁打、75打点、もう1人のフレディ・フリーマンは147試合で.282、22本塁打、89打点ですから素晴らしい活躍で、普段カープを応援している身からすれば十分なのですが、テオスカー・ヘルナンデスが154試合で.272、33本塁打、99打点、ウィル・スミスが128試合で.248、20本塁打、75打点と続きます。メジャーリーグは日本のように週一で休みではありませんから、162試合すべてに出場するのは現実的ではないので、皆さん、試合数は少なめです。そうした中で、大谷の159試合というのは驚異的だし、後半戦にあのパフォーマンスを出せるのはすさまじいですね。
 
 比べちゃ申し訳ありませんが、昨年大谷が在籍したエンゼルスは73勝89敗で4位。しかし投手として10勝5敗、打者として.304、44本塁打、95打点の大谷が抜けてしまい今年は63勝99敗で最下位です。ちょうど大谷の勝ち星分だけ勝ちが少ないところが皮肉ですね。
 
 いずれにしても、大谷翔平をオンタイムで観ているというのは、それだけでありがたいことかと思います。

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