ライト兄弟、リンドバーグ、ファルマン

 先日、リンドバーグのライブを観て来ましたが、リンドバーグの名前の由来はチャールズ・リンドバーグです。チャールズ・リンドバーグは漠然と「飛行機の凄い人」くらいしか知らないのですが、やっぱり飛行機と言えばライト兄弟です。また、私の地元・入間市のお隣・所沢市は「日本の航空発祥の地」といわれ、アンリ・ファルマンにちなんで「ファルマン」というお菓子が販売されていたり、「ファルマン通り」と呼ばれる道路があったりします。で、アンリ・ファルマンも「飛行機の凄い人」という印象なので、そのあたりを整理しておきたいと思います。

 ライト兄弟はアメリカ出身で、1903年に世界初の有人動力飛行した、飛行機の発明者です。ただ、有人動力飛行については、世界初は1901年のスターヴ・ホワイトヘッドによるものだという説もあるとのことでした。

 アンリ・ファルマンは、フランスの航空パイオニアと言われています。。1907年にフランスのヴォアザン兄弟の飛行機を購入し、当時のヨーロッパの長距離飛行記録、771mを達成したとのことでした。1908年には自ら設計した航空機にヨーロッパで初めて乗客を乗せ、ファルマン航空機製造を設立、民間航空旅客輸送業へも参入しています。日本で最初の航空機の飛行を行った機体が、1910年に代々木練兵場と陸軍所沢飛行場で試験飛行が行われたのが日本航空の発祥とされているということでした。

 チャールズ・リンドバーグはというと、彼らよりも年代が若く、1902年2月4日生まれ。あ、誕生日が私と同じです。1927年に大西洋単独無着陸飛行を成功させていることが著名な功績で、前出のお二人はどちらかというと開発の方ですが、彼はパイロットですね。サンドイッチ4つ、水筒2本分の水、1700ℓの燃料を積んでニューヨークを出発し、飛行距離5180㎞、飛行時間33時間30分を経て、パリの空港に到着しました。33時間30分という時間は、結果だけ見ればどうにかなるような気がしてしまいますが、無事に到着するかどうかも分からない状況の中、サンドイッチ4つと水筒2本で出発するなんていうのは蛮勇に近いように思えてしまいます。失敗して命を落とされた方というのもたくさんいるのでしょう。

 いずれの方も、「空を飛ぶ」ということに情熱を燃やした方で、一番有名なのはライト兄弟なのかもしれませんが、同様に情熱を燃やされた方が世界中にたくさんいらっしゃって、現在のフライトが成田っているということでしょう。リスペクトしかありません。

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