43-43

 メジャーリーグ、ドジャースの大谷翔平選手が日本時間の8月24日に40本塁打、40盗塁の40-40を達成しました。そこから一週間の今日、その記録を43-43まで伸ばしてくれました。

 40-40という呼称を初めて聞いたのは、いつぞやのエイプリルフールでした。
4月1日にソフトバンクの柳田選手が登録名を「ギータ40-40」(読み方は「ギータフォーティフォーティ」)に変更すると発表したのです。面白い冗談なのですが、私自身はちょっと真に受けてしまい、「柳田こそ40-40に一番近い選手」なんて思ったものです。しかしながら、その後、柳田選手は40-40に至っておりません。当時の大谷選手がどんな感じだったかちょっと覚えておりませんが、まだ日本球界におり、二刀流が注目されていて、盗塁はそれほど注目されていなかったと記憶しております。

 古くは西武ライオンズ時代の秋山幸二選手が「50-50を目指す」なんて言っていたと記憶しており、50-50こそ果たせなかったものの40-30は達成しています。この時は盗塁が38だったので、あと少しで40-40だったのですね。

 そんな難易度の高い記録をメジャーリーグで達成してしまうのですからすさまじいです。一週間で43―43に到達して、残り試合は27試合。あとホームラン7本と7盗塁ですから、何とかなってしまいそうな数字です。

 大谷選手の打率に無頓着だったのですが.294とこちらも高打率。トリプルスリーの上に40-40なんていう記録まで見せてくれるのかと期待してしまいます。流石にそこまで行くと史上初だろうと思いましたが、調べてみると流石メジャーリーグ、3割で40-40が過去に2名いました。ホセ・カンセコとアレックス・ロドリゲスです。メジャーはほとんど見ていない私でも名前を知っている選手でした。

 こんな成績を残している上で、投手としてのポテンシャルを温存しているのですから恐ろしいです。しかしながら、二刀流だとさすがにここまでのパフォーマンスは出せないのかもしれませんね。打席に入ることよりも盗塁の方が負担がかかって、投球に影響するのかもしれません。

 打者に専念している今年、打率3割での50-50を是非とも見せて頂きたいものです。いやー、バケモノだわ。

いいなと思ったら応援しよう!