お願いです、どうかじっくり観てください
本も読み疲れて、息抜きに描きました。
どんどん絵がシンプルになっていってますね。
これで良いのではないでしょうか?
次回は久々に竹ペンでも使ってみようかな?
止めとこうかな?
どっちだよッ!?
まぁ、氣分で決めます。
ベートーヴェンの運命なんぞ聴いたりして。
しかし、どうですか、貴方様。
わたしは人を寄せ付けないような絵を描いているのでしょうかね?
そんなことはないでしょう。
少なくとも、今まで数人はわたしの絵を評価してくれたのです。
大抵の人は藝術に無縁で生きています。
そんな人達でも、わかりやすい絵は受け入れているみたいです。
何なんだ、わかりやすいって?
いわゆる物を描写しているような絵ですよね?
そんなモノ興味ないし。
わたしは抽象画に惹かれるんです。
それが愛とは知らぬが仏。byしりあがり寿。
こんなに面白い画面じゃないですか?!
わからないかなー?
じっくり観てはいよ。熊本弁。
じっくり観てちょーよ。名古屋弁。
紙の作品には、一貫して可愛らしさがありますね。
そこを感じていただければ御の字です。
わたしが影響を受けたサイ・トゥオンブリーにしても、有名にならなければ、皆さん見過ごしてしまうような画面でしょ?
現代美術に詳しくない観客は、美術館で作品を眺めて、彼の簡単な解説文を拠り所に、なるほどな、と思いながら、一枚一枚の絵を数十秒ずつ一通りたどって、な~んと無く納得して帰る。
わたしの絵の扱われ方もそんな感じで良いのです。
中にはえらく氣に入ってくれる方もいらっしゃると思いますしね。
そんなふうでよいのでは?などと思います。
鑑賞者を突き放しているように見える人もいらっしゃるのですが、わたしは決してそうではない。
取っ掛かりは少ないながら、どうか画面に入り込んで欲しい。
そのときにわたしの絵の良さが味わえるのです。
わたしはあなた方とは違うんですよー、などと思っていた時期も、正直ありました。
しかし、それではすまぬ思いが確かにあるのです。
大楠さんが言わんとする所は理解できます。
しかし、今のわたしは、この画風を貫きます。
ひょっとしたら一生変わらないかもしれない。
それでもわたしの絵描き人生は満足です。
わたしはいずれ認められます。
一般の方はその後でわたしに関心を向けてくださって結構です。