どうぞお好きなように感じてください
わたしは、なんでこのような絵が好きなのでしょう？
もっとわかりやすいような絵ではいけないのでしょうか？
わたしは観客をどこにいざなおうとしているのか？
これらの絵を通して、わたしの何を観る人に感じてもらいたいのでしょう？
情感などはあるのでしょうか？
少なくともわたしは絵を描くときは、楽しい氣分です。
面白い形や線、色などが描けたら、それはそれは嬉しい。
今日は4～5枚失敗しました。
成功したと思った作品たちがこのような印象なら、あなたは取り付くシマもないのでしょうかね？
腹の底では、これで良いと思って描いています。
じゃなければ毎日毎日似たような作風を続けたりはしませんもんね。
ポップって何でしょう？
みんなが良いと思うものっていうのはどんなものだ？
花の絵か？人の顔か？美しい風景か？
わたしはそれらのどれも描きたくない。
花って良いかもしれませんが、この世界に存在する花を2次元に描くようなことをして、一体何になる？とか思うわけです。
別に花の絵を描いている画家さん達を否定しているわけじゃありません。
はかないものに永遠の命を吹き込むのが、その方たちの仕事です。良いと思います。
そうだ！
わたしはこの世にまだ形を与えられてない物を、どこかしらから受け取って、このように2つとない画面をこしらえるのが仕事なのですね？
今まで見たことがないものを創っているので、観る人たちも「なんだこれは？」と感じて当然ですよね？
わたしは、今まで誰も見たことがない形を生み出すのが仕事なのか？
これからもそんなリスキーな作業を続けます。