見出し画像

IT化が遅れていたはずのセーリング競技がコロナによって時代に追いついていた話

セーリング競技者に失礼かもしれないが、セーリングのカテゴリの1つでスナイプ級においては、自分が知ってる限りずっとIT化が遅れているイメージだった。なぜなら協会にITに長けた者が少なくアナログな運営をしていることを知っていたから。

スナイプ協会ページより引用

2年ぶりに出場した、第73回スナイプ級全日本選手権大会(11月13-15日)では、LINEを使った体調の申告、競技者への情報伝達など今までだったら考えられないようなITを活用したものになっていた。

コロナによって強制的にIT化をよぎなくされる

今大会は新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中での開催となり、選手間のソーシャルディスタンスであったり、密になる可能性があること関して協会は従来のやり方を変える必要があった。そこで以下を実施した。

1.LINEとGoogleフォームを活用した体調のレポートを大会1週間前から実施
2.ハーバー内でのマスクの着用を徹底
3.出艇申告を簡素化(密を避ける)
4.艇長会議のZoomでの実施
5.開会式及び閉会式をYouTube Liveで配信
6.ハーバー内に消毒、検温ゲートを設置
7.選手への通達をLINEで実施

当たり前のことのように見えるが、3に関しては以前までは手記で紙に書くために並んでいたし、艇長会議もわざわざ集まっていた。


そもそも艇長会議に関してはZoomで受けられる方がどこにいても情報を平等に取得できて便利だし、7に至ってはわざわざ掲示板に見に行って情報収集していたのだから、それがスマホで見れるようになってかなり快適になった。多分、こんな世情にならなければ協会の重い腰は上がらなかっただろうし、「ああ案外いけるやん」と思わせた今大会のIT化のトライアルの功績は今後の運営に良い影響を与えそう。

肝心のセーリングの結果は?

63艇出ていた中で40番くらいの成績でして、ここに貼る写真が無いくらい久しぶりに惨敗しました。なので来年がんばります笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?