病棟から逃げ出す認知症決定か?それともせん妄か?9月1日前編
朝、病院から連絡あり朝食後に父の姿がないから携帯電話の番号を教えてほしいと。
陸運局の用事を済ませ10時30分ごろ自宅に帰ると、やはり父親がいる。
何故かズボンは履いていない。
手と膝から出血、家の中は血だらけ。
とりあえず着替えと怪我の処置をして父親から事情を聞くと、病院からは徒歩で帰宅。
(数日後に転倒した時、見知らぬ人に助けてもらい車で送迎してもらったことが判明。お礼に缶コーヒーを渡したと)
病院から自宅まで5キロ。
途中ビニールハウスの日陰でやすみながら1時間ぐらいかかった。
途中転倒して怪我した。
靴は入院の日に新品を履かせたのに土埃が半端ない。
父になぜ自宅に帰ってきたのか聞くと、木更津の病院が嫌だったと言う。
船橋なら良いけど木更津の看護師は駄目だと。
ズボンは履いてないけどどうしたの?
「ズボンは盗まれた」
爺さんのズボンなんて、誰も盗まないと思うけど。
船橋の病院に入院していたことを説明すると、ん~木更津じゃ1時間で帰ってくるのは無理だなあ~
この日はいつも以上に認知症の症状がハッキリと出ていたが「せん妄」と区別がつかない。
父を連れて病院に行くが、逃げ出す人は手術はできないと医師から説明。
入院は絶対なので、入院できない人は心臓バイパス手術は無理ですと。
脳の低下は年を取れば誰でもなります。
年齢も年齢ですし、手術をして長生きできるかは別です。
手術をしてもしなくても命の長さは不明です。医療費もかかります。
いま本人が苦しくなく痛くもない、病院が嫌で逃げ出したんで無理せず薬で様子を見るのはどうでしょうかと医師の説明。
認知症状のことと、自立生活が困難であることを看護師に説明すると、近所の包括センターに相談してみると良いですよと助言してもらい、午後から包括センターに行くことになる。
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