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第40回大阪国際女子マラソン
第40回大阪国際女子マラソンが無事に終了しました。
コロナ禍の中、当初予定していた外国人招待選手を招聘できず、男子ペーサーの導入、周回コースと、前例がない大会となりましたが、大阪国際女子マラソンに関わった全ての方々の尽力で、大会が開催できました。
【第40回 #大阪国際女子マラソン🏃♀️ ハイライト】
— 大阪国際女子マラソン (@owm_ktv) January 31, 2021
東京五輪日本代表🇯🇵#一山麻緒 選手が大会記録更新となる2時間21分11秒で優勝❗️異例の周回コースで行われた大会をもう一度ご覧ください✨ pic.twitter.com/QB9Ds6SBkA
今回、私は、『ペースメーカー制御バイクディレクター』として乗車し、一山選手@ワコール、前田選手@天満屋、川内選手@あいおいニッセイ同和損害保険、岩田選手@三菱重工、田中選手@ひらまつ病院と共に、日本記録に挑戦。
残念ながら、日本記録は更新できませんでしたが、大会記録、一山選手にとってのマラソンセカンドベスト記録を樹立、前田選手も自己記録を更新するなど、今後に繋がる結果となりました。
第二集団のペーサーを務めて頂いた奥谷選手@大塚製薬、梶原選手@ひらまつ病院も、しっかり役割を果たし、好記録が続出しました。
🥇2.21.11 一山麻緒
— 熊田大樹 @ 陸上 Track&Field (@athletekuma) January 31, 2021
=セカンドベスト日本最高
🥈2.23.30 前田穂南
=自己新(従来は2.23.48)
🥉2.24.41 阿部有香里
=自己新(従来は2.28.02)
4⃣2.24.52 上杉真穂
=自己新(従来は2.28.02)
5⃣2.26.15 萩原歩美
=初マラソン
6⃣2.26.42 和久夢来
=自己新(従来は2.33.03) https://t.co/D91tLJVWUp
実際にバイクに乗車して感じたのは、意外に風が強く、男子ペーサーが風よけになってくれたことが、好記録続出の一つの要因だったように思います。
それに加えて、男子ペーサー陣の経験値の高さ、パーソナリティ、走技術、どれをとっても心強かったですね。
男子ペーサーの導入が決まった時、真っ先に相談させて頂いたのが、三菱重工マラソン部の黒木純監督でした。
「ゴールギリギリまで引いて欲しい」という要望が事前にありましたので、「これは年間を通じて、マラソンに取り組んでいるチーム・選手でないと厳しいなぁ…」と直感的に感じたわけです。
三菱重工さんのマラソンの実績は、言うまでもありませんが、今回のペーサー導入に際し、細かな部分までアドバイスを頂きました。
テレビでは、川内選手、岩田選手がクローズアップされていましたが、途中で遅れた前田選手をフォローした田中選手のアシストも本当に素晴らしかったと思います。
事前に、一山選手、前田選手のうち、遅れた方を、田中選手がフォローすることは決まっていましたが、前田選手が遅れる前も、横風を防ぐために、絶妙の走位置をキープし、しっかりガードしていました。
ひらまつ病院の田中飛鳥選手もレース前半は女子選手達の外側のスーパーサブの位置で、周回コースなので先頭集団の誰よりも長い距離を走っていました。
— 川内 優輝 Yuki Kawauchi (@kawauchi2019) January 31, 2021
そして、前田選手が遅れ始めてから、先頭集団とうまく分離して、自己ベスト更新のアシストをしたと思います。 https://t.co/RcyK9QzDhV
男子ペーサーの導入に関しては、賛否両論ありましたが、『強化の過程の中での取り組み』としては、良かったのではないかと考えています。
一山選手も仰っていましたが、今回、日本記録のペースを体感できたことは、次に繋がると思いますし、現時点で、自分に何が足りないかを見極める機会にもなったのではないでしょうか。
ペースメーカー制御バイクのことについては、裏話も含めて、次回のnoteでご紹介させて頂きたいと考えております。お楽しみに!