MUP【WEEK16】財務スキル(PL編)
みなさん、こんにちはTakahiro_roです。
今回は財務スキルに関してのセッションとなります。財務スキルの中で基礎的は損益計算書とは何なのか?をみなさんと、シェアしていきたいと思います。今から15~20分でみなさんも、簡単に理解することができますので、ではさっそく行ってみましょう!
結論:PLが読めなければ起業もできない投資もできない!
どんなに良いビジネスアイデアがあったとしても、実際に利益がでるビジネスもでるかどうか?を検証できなければ前には進める訳がありません。これを理解せずに起業しても潰れます!なにをやっても成功しません。
この財務スキルを身につけることで自身がこれから起業を考えているビジネスをしっかりと数字で落とし込むことで、そのビジネスが本当に儲かるのか?を証明することができるようになります。また他のビジネスがどのように儲けているのか、または儲かっていないのか、もわかるようになります。そうなると、自身の投資判断の基準を、しっかりと持てるようになるという訳です。
1、PL BSとは?
まず会社の状態を表す指標としては大きく2つあります👇
損益計算書(PL ⇒ Profit and Loss Sheet )
貸借対照表(BL⇒Balance Sheet)
損益計算書とは一定期間の会社の経営の成績表のことを表します!一言で言うと1年間でいくら利益を出したか!です。
貸借対照表とは一時点の会社の財政状態を表します。具体的に期末時点で会社に存在する財産の状態を表します。また会社の資金調達とその運用状況もも指します。
まだ、ふわふわしていて分かりませんよね?要するに損益計算書とは、収益と費用を比べて利益がどれくらい出ているか又は損失がどれだけ出ているかんのか?を見る指標となります。👇
「利益」と言っても損益計算書には5種類の利益があります。まず下記5種類の利益の名前と意味はしっかりと覚えておきましょう。👇
・売上総利益
・営業利益
・経常利益
・税引き前当期純利益
・当期純利益
それではこの5種類の利益を一つづブレイクダウンしていきます。
■売上総利益
売上総利益とは⇒本業の利益のことです。
要するに、売上高から売上原価を差し引いて算出したものということです。
例えば、あなたがカフェ経営していたとしますと、単純にお店でコーヒーを売ってその対価にお金をもらったものが売上、そしてコーヒーの原価が売上原価、そしてその差分が売上総利益となります。
■営業利益
営業利益とは、売上総利益から販売費と一般管理費(販管費)を差し引いたものです。
商品を販売するには商品に直接的に掛かったコスト、要するに商品原価以外にも、商品を売るためのスタッフの給料であったり、お店の賃料であったり、チラシやホームページなどの広告費だったりと「間接的にかかるコスト」が存在します。この間接的にかかるコストのことを販管費と呼びます。
■経常利益
経常利益とは、本業で獲得した利益に、プラスして本業以外で獲得した利益と費用を加算して算出したものです。
例えば、カフェをやっているとして本業はコーヒーの販売ですが、その店舗をイベントスペースとして貸し出したり、ワークショップを開いて講師を招きレッスン料をとったりした場合を指します。それ以外にも毎月株の売買や利息収支なども該当します。
ポイントは「毎月」「継続的」に収益や費用が出ることです。
■税引き前当期純利益
税引き前当期純利益とは、当期に発生した全ての事を加味した利益のことを指します。
例えば、お店のキッチンが壊れて修理が必要であるとか、店舗を一部売却したので売却益が発生した。など毎月ではなく「突発的に」発生した損益を加算した物を指します。以上の利益から法人税等の税金などを差し引いたものが「当期純利益」となります。ようやくここで会社として残すことができた利益となるのです。
一旦まとめます👇
これを見ると会社が利益を残すのは大変な道のりがあるのだなあと思いませんか?
大きな売り上げをあげることも大切ですが、それ以上に「いくら残す」ことができるのか!が最も大切であることがわかります。
2、損益計算書から会社を見る
ここで問題です。上記①~③の中で資生堂のPLはどれでしょうか?
実は①~③の企業名を先にお伝えしてしまうと⇒「資生堂/フェイスブック/ぴあ」三社のPLなのです!
皆さんはPLを見ただけでどのPLがどの会社ってわかりますか?1つ1つ考えていきましょう!
「ぴあ」の本業はチケットの転売ですよね。チケットを買い取り少し利益を載せて転売するビジネス。これってPLだと売上原価が相当高く、利益が少ないから一番右のPLになりそうです。
「資生堂」って大女優をたくさんCMに起用して全国のデパートに美容部員を配置して、、販管費がたくさんかかりそうですよね。一方で化粧品の原価は一般的に非常に低いと言われています。ということは真ん中のPLになりそうです。
「フェイスブック」はテック企業なので売上原価はかからないけれど優秀な人材をたくさんかかえているから販管費は多少高そう、でも利益はたくさん出ていそう。ということは左側のPLになりそうです。
このように、私たちが普段知っている会社のPLを見ると各社の売上の構成や状況が手に取るようにわかってくるので、肌感覚で感じている企業の状況を数字で検証できるようになります。
実際に損益計算書は下記の表になります。一見とても分かりずらそうですが、実際は右にあるイメージを持っておけばすぐに理解できると思います。
さきほどの考え方を当てはめていきますと👇
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
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