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日本人は幸福である

 日本人が幸福であるべきことの理由として、「日本が日本人のものである」ということがあります。そんなの当たり前だと思うかもしれませんが、これは世界を見渡せば当たり前のことではありません。

 昔から存在する、黒人差別の問題を見れば分かりやすいと思いますが、日本にはそういった差別というものが、ほとんど存在しません「天は人に上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉がありますね。もっというと、男女差別というものも根本的には日本には存在していなかったのです。

 日本人は自然という神様の元にすべての人が平等であり、国民が一番偉い、そしてその象徴として天皇が存在するという唯一の国家です。

 しかし、不幸な日本人が存在することも事実です。それは、西洋の文化にかぶれてしまった、ある意味で西洋の労働に対する低い考え方に侵されてしまった人と言ってもいいと思います。

 日本人はもともと、みんなで働き、人の役に立つ。人に対して、自然に対して感謝するという国民性を持った人種なのです。労働に対する考え方が、日本は「労働賛美論」、西洋は「労働苦痛論」というと分かりやすいと思います。この、労働が苦痛であるという考え方が、ある意味で日本人を苦しめている原因の一つではないかと筆者は考えています。

 日本は日本人のもの、自然が神様、男女を比較しない、という三つの原則に反すると日本人は不幸になる。例えば夫婦でも、お互いに感謝の気持ちを忘れて、男女平等の議論を持ち出せばギクシャクしてしまい、離婚が増える。自然が神様と思っていないから、お天道様が見ていても悪いことを平気でしてしまう、親兄弟さえも殺してしまうという悲劇が起きてしまうんです。

 日本にいる限りは、幸せになれるはずなのに、この三原則に反して不幸になってしまっている西洋かぶれが多いがために、日本の幸福度は悲しほど低くなっていると私は思います。

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