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#6 やり方とあり方 | 高橋 聡
みなさまこんにちは。
高橋 聡です。
2023年8月13日の東京新聞はご覧になりましたでしょうか?
私を誌面で取り上げて頂きました。
感謝しかありません。
新聞記者さん、凄いですよね。
私の拙い説明を上手に文章に仕上げる。
改めてプロフェッショナル魂を感じました。
今回は誌面でも語った『あり方』についてお話させて頂きます。
やり方とあり方
「やり方」と「あり方」は、それぞれ行動や取り組みの方法と、価値観や姿勢のあり方を指す言葉です。
「やり方」は、特定の目標やタスクを達成するための手法や方法のことを指します。具体的な手順や手段、技術、プロセスなどが含まれます。例えば、プロジェクト管理のやり方やコミュニケーションのやり方など、特定の業務や活動における具体的な手法やアプローチが該当します。
一方、「あり方」は、行動や取り組みの背後にある価値観や姿勢、考え方のことを指します。組織や個人の行動の根底にある基本的な信念や原則、文化などが含まれます。
例えば、協力やチームワークを重視するあり方、品質や環境への配慮を重視するあり方、個人の成長や社会貢献を重視するあり方などがあります。
「やり方」と「あり方」は密接に関連しており、やり方はあり方に基づいて選択されることがあります。
あり方が組織や個人のビジョンや価値観を反映し、その上で適切なやり方が選ばれることで、目標の達成や意図した結果を生み出すことができます。
ビジネスや組織では、適切なやり方と共有されたあり方が組織の文化や成功に貢献し、持続可能な成果を生み出すため両者をバランスよく考えることが重要ですが、優先順位はどちらが先でしょうか?
私たちは『やり方』より『あり方』を優先しています。
私たちは思考、行動プロセスにおいてやり方よりあり方を優先している
『やり方とあり方』は『手段と目的』に言い換えることができるでしょう。
すなわち、何かを成し遂げようとする時、手段ではなく目的が優先であるということです。
社内資料を作るとき、背景と目的を書かせます。
それは、いつの間にか手段が目的にすり替わってしまうことが往々にしてあるから。
目的を達成するための手段にも関わらず、あたかも手段が目的かのように縛られて窮屈になることはありませんか?
今までよく本末転倒な運用やルールを見てきたので、まず『あり方=目的』から問いかけるようにしています。
どうありたいか?
どうあるべきか?
あり方を問うことで本質が見えてくると考えているからです。
やり方は教えられる。だけど、あり方は教えられない。
人間性とも関係してくることですが、あり方は千差万別で今までの人生が反映されると考えます。
一方、やり方ですが、例えば仕事のやり方は簡単に教えることができますよね。
そのため、教えることができない『あり方』を重視した採用を心がけていますし、インターンの期間中にその子のあり方を聞き、良いあり方に導けるよう教育制度を整えています。
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