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この先の時代、人間は何を食べて生きていくべきか 〜人類の歴史はイネと共に〜

最近、ちまたでとある農法が流行っている。

道法(どうほう)さんが提唱しているから、そのまんま「道法スタイル」と言われているそうだ。

僕はまだ実践したことはないのだけど、聞いた話だとその理論は興味深くて、「植物は直立状態だと引力の作用でホルモンがよく働く」みたいな話だそうだ。

地を這うようにツルを伸ばすサツマイモだろうが、なんだろうが、地面に直角に挿した支柱に葉茎を縛り付けて、惑星の引力を利用して植物の血行をよくする。みたいなイメージ。

果樹も横方向ではなく、上に上に剪定して仕立てていくそうだ。


この話を聞いた時、「イネ科は強い」ということの謎が解けた気がした。

畦草を見ても、田畑の雑草を見ても、イネ科の勢いが他を圧倒する場面はよく見る。

農家のおじさん・おばさんも口を揃えて言う「イネ科は強い」


なぜイネ科は強いんだろう?


それは他の植物より血行がいいからでは?


地面に対して直角に、まっすぐ天に向かって育つイネは、惑星の引力によりホルモンの動きが他の植物より活発だから生育が旺盛なのではないだろうか。



夏の信州、我が農園のイネ科の方々は続々と出穂の時期を迎えている。

粟畑(今年は試験栽培)
粟の穂 質感はネコジャラシ
タカキビの穂 硬さがあり質感はタワシ感?があります
タカキビの穂(出始め)
タカキビ畑
水稲 ササニシキの穂 籾から出ている白いのは花


間近で見るとハッキリと感じられるエネルギー。

本当に溢れ出しているようで、言葉に表わすとしたら「生命エネルギー」だろう。

イネ科の栽培は神秘とロマンがあります。

今年の稲たちはどんな実りを見せてくれるのか。
思いを馳せながら、秋を待ちます。


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読んでいただきありがとうございます。

絶賛夏バテ中の農園主です。
どう工夫しても夏にはバテます苦笑

昨年、お客さんには「北アルプス高橋農園は五穀の農園になっていきます」と宣言させていただきました。

お米、小麦、大豆、タカキビに加え、今年は小豆も販売予定。

さらにはもち麦と粟の試験栽培もしてみています。

これだけ作っていると、日々暮らしていく上での「どんなことがあっても食べ物だけは困らない」という安心感があります。

どこまでお客さんに伝わるか分かりませんが、「北アルプス高橋農園と繋がっていると、なんだか日々安心して暮らせる」と思っていただけるように努力していきたいです。

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