おすすめ防寒対策 その2

しめちゃんへ

私もコラムを書くことで自己の感情のコントロールをできるだけしようと心がけている気がする。気がしてるってところが重要で、丁寧なことをするとちゃんとしてる気がしてるという行為が最も重要であることが日本人だなとしみじみ感じている。

最近はとことん寒くなって、もっと寒くなるという気概が地球から感じられて酷くイライラすることが多い。特にスタジオの床が冷たく地ベタリアン制作が多いので、内臓が冷えて腹を壊したりしている。外身がいくら立派で強くても中身が弱ければ生物は脆いこと、それは寄○獣のラストシーンで学んだ。しかし身にはなっていないので切腹した武士のように正座をしたまま腹を抱えて何かに怒っている。唸りながら。

しめちゃんとはミーティングとまではいかないような報告会を連絡し合っていて、そこでいつももこもこした服を着ているイメージのあると彼女に伝えてみた。お互いコラムで答えを書くような連絡をしているので伝わっているのかはお互いの文を読むまでよくわからなくて楽しい。返ってきたのは温かな湯気が感じられるような温度と毛の長い布の触り心地だった。布団の中で大の字になれるしめちゃんを想う。
私は無人島に持っていくものは何と聞かれれば即答か5秒くらい悩み珈琲と答えるだろう。カフェイン中毒といってしまえばキャッチーだろうけど、私の珈琲への執着はそれとは少しちがう気がする。夜に飲むノンカフェインへの飲み物はきっと黒い水珈琲のお供として鎮座する気がする。水のように飲み、美味しくて落ち着くものそれが私の珈琲だ。でも草の味も好きだからカモミールを日東紅茶から始めてみようかな。 最近草の値段が高い。

一般的に良いとされる防寒対策に比べ私の道のりは弊害が多い。裏起毛みたいな最新あったか衣類が全く肌に合わないのだ。なので日本古来愛されし素材綿に限る。それと合わせてここを温めておくと大丈夫な秘孔ポイントを北◯の拳ばりに見極めてカイロを貼る。あとは年間通して出来るだけ常温の水を飲んで体温の高低差を激しくしないことを心がけている。猫舌で熱いものが食べられないのもあるが。
なかなか原始的である。
装飾的な帽子をかぶり毛や織物のレッグウォーマーをし、腰蓑をしている民族の気持ちが私にはよくわかる。温かいための防寒ではなく寒くない程の防寒が必要なことを私達は忘れてしまっているよね。温かい幸せはずっと続くよりたまに訪れる方がきっと良い。この時期のトイレの便座のように。
そうは言っても現代人 ガサガサに乾燥もしていられないので保湿は欠かせない。
風呂後にささっとアボカドオイルを全身に塗ってタオルで拭いたあとミスト容器に入れ替えた化粧水を拭きつけている。身体がベタついたり、ポカポカするのがちょっと苦手なので大体このくらいでいつも済ましてしまう。汗をかいたり皮膚が濡れたりするのがなかなか厳しい。嫌いだ。
あとは白湯までいかないぬるま湯でビタミンやらなんやらのサプリを一気に10錠くらい飲む。二度目だが猫舌だから熱いものが飲めない。
あとは布団の中で漫画を読んだり映画を観たり若者らしいことを散々して好きな時に眠る。私の良いところはいつでも寝られることと起きようと思ったらすぐ起きられるところだ。

私は〇〇すぎるものがあまり得意ではない。特に温かいとかトロトロとかもったりみたいなこう付着してくるタイプの質感?が苦手だ。世の中はそれがブームなのでなかなか厳しいこともある。
ムーブメントが自己にとって良い波かどうかたまにわかんねえなと呆然とすることがある。
チーズをドロドロにするな。固いのも食べたい。
片栗粉でなんでも閉じるな。熱を解放してくれ。

凜より