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AUMA News 2021/11/17

(出典元: AUMA)

米国の見本市業界の展望: 2023年末に回復の見込み

昨年のコロナ対策は、米国における見本市の活動もまた事実上停止に追い込んだ。米国の見本市業界がこのダメージから回復するのは、おそらく2023年末になるだろう。これは、この度発行された展示産業研究センター(CEIR)の2021年の報告書における見解だ。報告書によれば、2020年のCEIR指数は、前年の結果と比較して78.5%急落したが、米国経済の国民総生産は同時期に-2.3%と、大幅に少ない落ち込みであった。CEIR指数は、米国のB2B見本市における4つの主要な数値、すなわち正味の展示スペース、出展者数、来場者数および売上高を分析するものである。

最新の報告書は、今後数年間の米国見本市業界の展望について、3つのシナリオでまとめられている。楽観的なシナリオは、2022年半ばにはすでに完全な回復が見込まれるというもので、この確率は10%だ。悲観的なシナリオは、2024年末より前の回復は期待できないというもので、確率は30%である。最も高い60%の確率は、米国の見本市業界が2023年末までに完全に回復すると想定しているシナリオである。

回復の主力となるのは、産業機械、加工品、食品、耐久消費財および一般サービスの業界である。マテリアル、科学、ビジネスサービス、消費財および教育の業界では、回復の遅さが予想される。予想されるシナリオは、これまでコロナ対策の基礎となったパラメータの様々な仮定に基づいている。これには、ワクチン接種率、ウイルスの感染力と変異、およびその結果としての見本市の実施率が含まれる。

CEIRは、見本市のマーケティングに関する非営利専門団体であり、見本市およびイベント産業に関する研究を発表している。米国のダラスを拠点とし、報告書は見本市の主催者だけでなく、サービス業者および金融業界に対しても、見本市関連の戦略的な情報を提供している。

報告書の完全版は、CEIRのWebサイトで有料で入手可能。

詳細はこちら:
https://www.ceir.org/

翻訳:株式会社ノイ

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