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戦争プロパガンダの今日的影響②―「天皇」に関するトンデモ記述
昨日の投稿では、WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム=日本人に戦争の贖罪意識を植えつける情報宣伝工作)の根本的誤解と、その誤解が今日にも連続していることを示した。
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今回は、日本においても大きな物議を醸した『Japan‘s Holocaust』(ブライヤン・マーク・リッグ著)では、実際にどのような記述がなされているかを紹介する。
昭和天皇のご存在をこれほどまでに貶めた記述は、読むに耐え難いものであるが、このような書籍が発刊され、世界に喧伝されている事実があるということを認識してほしい。
記述事例①昭和天皇について
以下、『Japan‘s Holocaust』より引用(読みやすいように、改行等は筆者)
第1章 日本の天皇崇拝、不寛容な宗教、裕仁、ファシズム的イデオロギー、人種差別的信念
「道徳的想像力は、私たちに過去の悪行に対する責任を取ることを求めると同時に、私たちの過去を創造的に検証することによって、より人間的な未来に向けて私たちの考えを投影するよう刺激する…日本人が犯した戦争犯罪と残虐行為を調査することは、それゆえ、過去を極めることである。」――日本の歴史家、田中ユキ、知られざる恐怖 第二次世界大戦より
1925年から1945年までの裕仁の統治期間中、日本はヒトラーの悪と同じ規模の恐怖をを生み出した・・・1927年から1945年までの日本の遺産は、残虐行為、戦争犯罪、「自滅的な不名誉」によって損なわれた。
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