非営利組織の経営を考える ⑤(深掘りLIVE #16 文字起こし記事)
12月22日金曜日の夜です。 今日は冬至ですね。 北海道、札幌は長い夜に入りました。 1年で一番長い夜です。 今日の深堀ライブはですね、ドラッカーの「非営利組織の経営」の5回目をやりたいと思っています。
今日はパート2ですね。 第2部、マーケティング・イノベーション・資金源開拓というところを見ていこうかなと。 私なりの解釈も加えながら見ていきたいと思います。
ちょうど「日本の私立大学の運営と経営を考える」の3のところで、実はその非営利組織の資金計画の重要性、マーケティングの重要性なんていうのが出てくるんですけれども。これはまさにこのドラッカーの『非営利組織の経営』の「マーケティング、イノベーション、資金源開拓」というのが今日の第2部の表題になっているんですけれども、このマーケティング、資金源開拓に直接関わる内容なので、そういう意味では「私立大学の運営と経営」を考える際に当然これが参考になってくるわけです。
非営利組織のマーケティングとは
まずはマーケティングですね。 非営利組織にマーケティングが必要なのかということなんですが、昔は、非営利組織にはマーケティングなんていらないんじゃないかというふうに言われていたとドラッカーも書いているわけですけれども、だけれども今はそうではないということです。
企業との違い
ただ、非営利組織のマーケティングは企業のマーケティングとは違う。いわゆる商品の販売とは違うということなんですよね。 つまり、非営利組織にとってのマーケットとは何かと、ここが一番重要なわけですね。 物を買うわけじゃないし、ある意味サービスを買うとも言えるんだけど、ちょっと違うんですよね、やっぱりね。
「非営利組織とは単なるサービスを提供する組織ではない」と、これまさに第2部第1章の冒頭にドラッカーが書いている言葉なんですよね。 非営利組織とは、もちろん商品を売る組織ではないし、サービスを提供している。でも単に、サービスを提供しているわけではない。もちろんサービスなんだけど、単なるサービスではない。ここをどう理解できるかなんですよね、深くね。
ここを間違うと単なる、大学、学校法人もサービスを提供しているんだと。それで学費もらってんだみたいなね、よくある理解なんだけど、これは本当の意味で非営利組織あるいは学校法人のやってることを理解したことにはならないということなんですよね。
非営利組織の目的とは
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