【その２８】４０歳になりました

前回の記事を書いて仕事に明け暮れていたらあっという間に5ヶ月が経っていました。
怖いなぁ、気付くと1年ってあっという間に過ぎていってしまう。


今月で40歳になりました。9月20日生まれなんです。
「30代の過ごし方でその先の人生が決まるぞ」と20代の時に言われ続け、謎のプレッシャーと共に過ごした10年間でした。
思えば20代は人生の山と谷で、30代で妻と出会い、結婚して家業を継いで夢のはじまりだ！と思ったところから実はボロボロだった薬局の再建があって。

その20代と30代を経て今の自分があるので、つらかった記憶の方が圧倒的に多いけれど、それがなかったらもっとユルユルな自分だったなと思うと、しんどさを成長の糧とできたことに少しホッとしています。
そう、40歳になった時にホッとしたんです。30代を無事に終えたなというか。
超がんばったな、って思えたんです。人のためにも、自分のためにもがんばった。
それが嬉しかった。

家業を継ぐ時には1日30枚くらいで身内で細々やってったらいいねなんて呑気なことを思っていたのですが、なんだかんだで薬剤師さんも増え、事務さんも増え、思ってもみなかった日々を過ごしています。
なにより、継いだら世界が完結すると思っていたのに、色々な職種のたくさんの方と知り合って、一緒に飲んだり遊んだり、別れを惜しんだりするなんて思ってもみなくて。
なんなら会社員の時よりも関係の深い付き合いが増えたというか。

だから誕生日を誰かに祝われるなんて有難いな、って。

祝われ慣れて無さすぎてカメラを直視できない40歳（飲酒で蕁麻疹）

スタッフからすら恥ずかしくてカメラを直視できない40歳

本当に有難いです。心の中で鬨の声を上げながら毎日と闘っているので、本当にちょっと落ち着く時間だったというか、今までのたくさんの日々を振り返って良かったなと思えた今年の誕生日なのでした。

でもでも、40代も戦いは続くのであります。