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あと2年半で改定? 難化がもっと進む可能性がある!? TOEIC質問箱2023.6.7

こんにちは高橋です。

TOEICは2006年に一度目の改定があり、2016年に二度目の改定がされています。

これまで何度も触れてきたように、この改定の際にはそれまでの持っていた得点がまったく意味をなさなくなりました。

例えば、TOEIC講師として、有名な中村澄子さんは、その変化を

10年前の800点は今なら600点台
(youtubeのタイトルから引用)


というふうに表現しています。

僕が重要だと思うことの一つは改定スケジュールです。

2006年、2016年と10年ごとと考えると、次の改定が2026年にあるかもしれない、ということになります。

今は2023年6月なので、残り2年半くらいです。

これは、軽く考えることができない重要事項だと僕は個人的に強く思います。

なぜなら改定されれば今より確実に難しくなるからです。

例えば、ギリギリ800点を取った人は当然その点数を維持できないということが起こります。

TOEICの得点というのは基本有効期限が1年なので、その点数の保持者であると言いたければ1年経つ前に試験を受けなおさないといけません。

苦心して取った800点が台無しになり、もう一度勉強し直す必要が出てくるかもしれないということです。

こういう「変化」の可能性を考えたとき、さらに思うことは、いまの問題に合わせたテクニックに順応している人から順番にダメになっていくだろう、ということです。

昔は、リーディングの設問の答えは必ず上から順番に流れてくると言われていました。

だから

設問1→本文→設問2→本文の続き

という順番で読んでいくといい、と強調されたりもしました。

ただ2016年に改定された後は、ほとんどの場合、そういう作りになっていません。

また、文章全体を読まないと回答できない問題も増えました。

要するにそんなことを真に受けているとかえって、時間をかけることになりかねないということです。

テクニックに心をくだいている暇があるのなら、語彙を覚えたほうが絶対に有効です。

2026年にもし改定されれば英語の地力がない人からふるい落とされていくことになります。

この点結構重要だと思うので、改めて強調しておきたいと思います。



●追伸
個人的には、2021年ごろにあったリスニングの難化はほとんど改定だ、と言ってもいいと思っていますが、本当の改定になれば問題の形式自体が変わります。

今の問題に通用している解き方が通じなくなるのは確実だと思います。


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