僕の「塗り絵遍歴はこうです! TOEIC質問箱2023.5.21
こんにちは高橋です。
TOEICではリーディングの時間が足りなくなって答えを適当に埋めることを「塗り絵」と言います。
この「塗り絵」はTOEIC受験者の共通の悩みのようなもので、僕が900点になって以降一番多く質問されたのも、この「塗り絵」についてです。
もちろん相談を受ける立場になったからと言って、僕自身が塗り絵と無縁であったわけではありません。
むしろ、さんざん塗ってきてノイローゼになるかと思ったくらいで、誰よりも、深くこの最後まで読み切れない、ということを考えてきたとも思っています。
僕の塗り絵遍歴を記憶が残っている850点以降について書いてみるとこうなります。
●875点をとったとき→7問塗り絵
●900点を超えたとき(915点)→約10問塗り絵
●935点になったとき→9問塗り絵
●960点になったとき→ギリギリゼロ
875点を取ったあとに、870点、880点ときて、915点になりましたが、この870点のときも880点のときも同じように10問近く塗り絵をしています。
つまり、960点になるまで常時10問近くは塗っていた、ということになります。
この塗り絵のやっかいなのは、パート7(長文問段)に特化した問題や模試形式の問題集に手をだしまくるといった間違った対処法をしがちなところです。
塗り絵の原因というのはテクニックの問題でもなければ、慣れの問題でもありません。
単に、語彙力が足らないからです。
だから、必要な対策というのは決まっていて、ひたすら『公式問題集』に出てくる語彙を復習すること以外にありません。
パート7に特化した問題集や模試形式の問題にあちこち手を出しているときというのは、この大事な大事な復習がおそろかになります。
しかも、『公式問題集』よりも語彙の精度が低い問題集にひたすら手をだしていると、それだけ遠回りをすることにもなります。
本棚に『公式問題集』以外の問題集がたまってきたら、勉強の仕方を点検するいい機会だと思ったほうがいい、ということになります。
●追伸
この模試形式の問題集にひたすら手をだしてしまう、というのは僕の実体験です。
問題集の中心にすえるのは『公式問題集』であること、そして勉強の中心は常にその復習であること、の2点を常に心がけることが大切です。