時間内に解けないからと言って、模試にやたらと手をだすとドツボにはまります TOEIC質問箱2023.6.10
こんにちは高橋です。
今日はTOEICで初めて土曜日の試験ということになりました。
試験が終わると僕のところにもLINEやココナラ経由での連絡が来ますが、今回ももっとも多いのが塗り絵のことについてでした。
TOEICでは読み終わらないことがほとんどなので、リーディングの最後の方の問題を塗ることになります(適当に答えを埋めるという意味です)。
この数が今回は10問だったとか、5問だったとか、そんな嘆きの報告を受けることになります(もちろん今回も同じ!です)。
読み終わらないという課題はTOEIC受験者にとって永年のテーマのようなもので、僕自身もさんざん悩んできました(960点になったいまでも悩んでいます)。
悩みがあまり深いと、ついテクニックが書いてある本やコンテンツを漁って、ショートカットでこの問題を解決しようとしてしまいます。
ただし、これまでさんざん書いてきたように、塗り絵の最大の原因というのは、語彙力と文法力の欠如です。
語彙や文法の理解が足らないから、スピードが落ちたり二度読みしたりして、結局は時間を使ってしまう、とただそれだけの話です。
だから、ここを鍛えることこそが実は一番のショートカットです。
最悪なのは、模試形式の問題集やパート7に特化した問題集にひたすら手を出しまくることです。
こういうことをやっていると当然復習がおろそかになります。
そのうえ『公式問題集』以外の問題集を使っていたりしたら、もっと最悪です。
本番の答えの9割9分は『公式問題集』に書いてあります。
本番で9割9分正解できたら、ほぼ間違いなく990点(満点!)になります。
繰り返しですが、塗り絵対策は語彙の強化が一番です。
そして、そのテキストは『公式問題集』が最適です。
成果があがらないときほど、この原則を思い出して粘り強くやることが大事になってきます。
●追伸
日頃から『公式問題集』を使って、自分の読む時間をはかっておくと本番で必要以上にあせらなくなります。
練習でできることだけが本番できることです。
つまり練習の段階で本番の出来不出来はほとんど決まっています。