得点アップのカギは品詞の見分け!? TOEIC質問箱2023.6.8
こんにちは高橋です。
TOEICというテストで最も意識しなければならないのが、名詞、形容詞、副詞などの「品詞」です。
この品詞を意識すべき理由というのは大きくわけて2つあります。
●リーディングのパート5(短文穴埋め問題)とパート6(長文穴埋め問題)で一番出題されるのが品詞に関する問題だから
●品詞がわかると文章の構造を理解できるから
まず、TOEICを受けたことがある人ならだれでも知っている通り、この品詞を問う問題がパート5と6の穴埋め問題で最も聞かれます。
また、パート5やパート6では、直接品詞を聞かれている問題でなくても品詞を知っているだけで解ける問題が結構あります(だから問題の大半が品詞の問題だと言ってもいい)。
関係詞の問題というのがその代表例です。
関係詞は2つの文章をつなぐ接着剤の役割をするものですが、穴埋め問題において関係詞が問われる際は、空欄を含めた品詞に着目することが重要です。
実は、難問であればあるほど、この空欄を含めた品詞の把握というのが、正しい答えを導き出す根拠になることが多くあります。
品詞がわかれば、文章の構造を素早く把握する助けにもなります。
例えばSVO文型やSVOO文型のOには必ず名詞がきます。
SVC文型やSVOC文型のCには名詞か形容詞がきます。
TOEICでは、ほとんどの人がリーディングを最後まで読み切ることができません。
そのため、スラッシュリーディングやチャンクリーディングなどいった、速く読む方法が紹介されたりしています。
ただ、そういう方法というのは、正しい品詞の理解の上に成り立つものです。
品詞がわかれば、文型の判断が素早くできます。
速く読むという点においても品詞の理解が欠かせないということです。
●追伸
文法の参考書はどんなものがいいかという質問をよく受けますが、最近は関正生さんの『真・英文法大全』をおすすめしています。
この本はまさに「品詞」の視点から文法の重要事項を説明しているところがたくさんあり、TOEICのための参考書としても役に立つ内容になっています。