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TOEICの点数が伸びません! TOEIC質問箱2023.3.31

こんにちは高橋です。

僕は「点数が伸びない!」という相談を受けるときにまず確認するのは次の3点です。

●使っている問題集
●毎日の勉強時間
●英語を勉強する動機

まず「点数が伸びない!」と泣きが入ってしまう人のほとんどが『公式問題集』を勉強のメインに据えていません。

「800点突破」とか「900点対応」などという表紙の文言に惑わされて『公式問題集』よりも「本番に出ない」語彙が載っている問題集を熱心に解いてしまっています。

答えの9割9分は『公式問題集』に書いてあります。

本番で9割9分答えられれば、ほぼ確実に満点になります。

だから、一番やり込むべきなのは『公式問題集』です。

それから、おそらく1日30分から1時間程度英語に触れても、1年後に10点あがっていればいいほうだと思います(問題との相性によっては下がることもある)。

僕の場合は勉強時間の不足を補うために耳をフル活用しています。

耳を活用すればどんな隙間の時間でも使うことができます。

そして、聞き方を工夫すれば聞き流しを防ぐことができるし、英語に触れることを習慣にすることだってできます。

聞いていても何の意味もない、などという迷信に惑わされて耳を活用しないなんてナンセンスだとさえ僕は思っています。

机に向かう時間がどうしても取れない場合でも工夫のしようはあります。

英語に触れる時間をどれだけ工夫して増やしていくのか、というのは点数をあげるポイントの一つです。

なお、僕は、リスニングの復習をほとんどせずに、空いた時間をフル活用することで、TOEICのリスニングは480点になりました(2023年5月には満点になりました)。

最後に、何のために勉強するのか、という「動機」も必ず確かめておくことです。

昔、話を聞いた人の中に、外国人に道を聞かれても答えられるようになりたいからという動機を持っている人がいました。

道を聞かれて答えられなかったとき、困るのは聞かれたほうではなくて聞いたほうですね。

聞かれたほうは、何も困らないわけです。

こういう実は達成してなくても自分は何も困らない動機はまず続きません。

事実、その人は1年たたずに英語学習をやめてしまいました。

逆に海外で転勤を命じられたとか身につかないとヤバいときは成果が出るのも早くなります。

実際僕は異動を命じられてその異動先で730点が必要だったので、TOEICの勉強を始めました。

同僚はネイティブであるかどうかを問わず、全員英語が話せる人ばかりでした。

こういう状況になると本気になります。

このときは終電で帰宅できればマシという状況のなかで、半年で750点まであげることができました。

僕はそのあと机に向かえる時間が増えたにも関わらず、それ以上の点数の上りを経験したことはありません(満点が990点なのであげようがなかったことも確かですが……)。

点数があがらないときというのは必ず原因があります。

一度自分がやっていることを点検してみるといいと思います。


●追伸
僕が、コーチングで徹底して伝えるのはTOEICというテストの特徴です。

これがわかっていないと絶対に点数は伸びません。

TOEICの特徴というのは、英語そのものの特徴だったりもします。

だから実は、TOEICの特徴をわかっていないというのも、点数があがらない理由の一つになります。


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