”高浜明日研究所” 名前がついて僕たちの時計は動き始めた。時計が動き始めるといろいろな発見と気付きがあった。
良いと思っていた高浜が、実はもっと良かった。
高浜明日研究所が発足し、いつも集まっている舟屋で、“あした、あったらいいな”を考えました。
みんなの口から出たのは「旨いもん食いたい!」
早速、漁村の元漁師の家を訪ねて高浜のソウルフード、高浜の食について探りました。
突然伺った家に近所のおばちゃん達も集まり、昔から高浜に残ってきた「食」について沢山の話を聞かせてくれました。話だけでなく料理まで振舞ってくれました(笑)
高浜明日研究所には町外、県外のメンバーが沢山います。町外県外メンバーからすると、高浜のソウルフードの魅力と田舎ならではの人の温かさ、この距離感はここにしかないと。
高浜町民以上に興味を持って高浜を見てきたメンバーに気付かされる事は多く、これは私たちだから気付ける事。
地元の大人はもっと地元に興味を持ち、地元の良さに目を向け、もっと地元を知る必要がある。少し前まで私たちも口だけで格好良い事を言っていたように思う。私たちもまわりに気付かされた。
遅くはない。気付けて良かった。
大人は子供達に、「高浜に帰って来い」「地元に残れ」と言うが、まずは 楽しい町、おもしろい町をつくってから言うのが大人の責任。
きっと良いまちがつくれる。みんなでつくろう。
昔のものを残しながら発展させていく
高浜町には古い文化、建物、食、など沢山の昔のものがあります。そこには良い物もあれば悪い物もある。
都会のテレビに出てくるようなお洒落なCafeや豪華な建物、とにかく珍しいものをピックアップして無理矢理田舎を変化させる。そんな事をやってる時もあったのかもしれないけど、そこに魅力は無く、昔からのあるものに魅力がある。それを皆が気付かせてくれる。
昔のものに魅力を感じるけど、このまま残す事だけでなく、もっと良い物に発展させていきたい。
昔のものを残しながら発展させていく
高浜明日研究所のロゴもそんなコンセプトからできました。漁村資料館に残っていた書物に残っていた、今では無いような超格好良いフォントをみつけ、このフォントでロゴを作ろう!って事で出来上がりました。
拠点となる場所がみつかった
舟屋でお酒を飲みながら始まった高浜明日研究所。 少しずつ前に進み始め、メンバーも増えてきたが、もっとたくさんの人と交流できる場所が欲しいと思い、メンバーで新たな場所を探し始めました。
舟屋の近くに、かつては賑わっていた商店街があります。今では人通りは少なく、商店は2~3店舗ほど。この商店街の中にある空き店舗をみつけました。
以前は居酒屋だったこの空き店舗の大将は現在は高浜にはいませんが、研究所の中に偶然大将と繋がりのあるメンバーがいて交渉する事ができました。
高浜明日研究所の活動の趣旨と目的に賛同してもらえ、なんと家賃は格安、中のものは好きに使って良い、改装したければ自分たちで自由にしろ、と大将の粋な計らい。
もちろん、私たちにお金はありません(笑)
って事で払えるようになってからでいい!ってこんな奇跡がありました。こんな奇跡と人との繋がりで新たな拠点での活動がスタートしました。
次 回
スタートしてからまだまだたくさんの活動レポートがあります。次回も引き続き活動報告や活動の中で出てきた喜び・疑問・課題など公開していきます。