たかぎ

よもやま話

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このマティーニには顔がある

久しぶりにカクテルで感動したので久しぶりにnote書く。 マティーニといえば飲んだことがなくても、カクテルの代名詞的存在として名前くらいは聞いたことがあるだろう。ウィキペディアでもカクテルの王様と称せられ、国内外のエピソードにも事欠かないジンベースの度数の強いカクテルだ。 もっとも、熟達したバーテンダーの手にかかれば、きついアルコール感は姿を隠し、爽やかなれどもコクのある極上の液体と化す(酔うけどね)。 昨夜のレシピは冷凍庫保管のタンカレーNo.10と普通タンカレーを35m

    • 出口戦略に寄せて

      【閲読注意】 ※尾篭な話が含まれます。 今日、大人の階段登りましたので、読者諸賢の後学のため(?)共有させていただきます。自分が人生の先輩から聞きたかったのはこういう話… 一昨日、全く痛くないのに弊社出口から鮮血がほとばしったため、覚悟を決めて最寄りの出口診療科を受診した。 出てきたのは予想に反し女性のドクターだった。聞いてないぞと思いつつ簡単な問診のあと、ズボンと下着を下げ、患部を出して横になりタオルをかけて膝を胸に抱えよとのご指示。女性の先生はちょっとやだなと思いつつも

      • ナミのこと②

        翌金曜日の午後に父から電話があり、ナミの呼吸が弱くなり、体温も低くなっているようだと言った。電話に出る際に嫌な予感がしたものの、あの顔つきならナミはあと何日か生きると思った。少なくとも今日帰れば週末は付きっきりでいられる。父には夜10時には帰ると伝えた。午後6時を過ぎ、再び電話が鳴った。出る前にナミは死んだのだと理解した。電話口からは、「モモが迎えに来たよ」と聞こえた。(モモはナミより先に来た先住猫) この日、帰りは遅くなるが、昼間にいったん家に帰ることもできた。死に目に会

        • ナミのこと①

          2018年11月18日、死んだ猫を荼毘に付した。命尽きる瞬間に看取ることはできなかったが、最後まで優秀な猫だったと思う。何とか言葉にしてこの猫が生きたことをつなぎ止めたいと思う反面、そうしてしまえば字面通りにしか理解されない存在になってしまうようで、初めてこのようなことを書くことに重荷を感じているが、あの、どうしようもなくかわいい猫のことを誰かに知ってもらいという気持ちで書いてみることにする。 サビ猫のナミは、1年ほど前に腎臓を患って動けなくなり、誰もが死ぬと思ったのに、皮

        このマティーニには顔がある

          生物科の馬場先生

          いまでこそ講義を受けることなど少なくなったが、学生生活のなかで忘れられない先生というのはだれにでもいるだろう。 高校1年でお世話になった生物科の馬場先生もそのひとりだ。イニシャルでB先生と書こうと思ったが、ば行では「馬場」という名字くらいしか浮かばないので、そのままお名前を書くこととした。見た目は漫画GTOの内山田教頭を想像してもらえればほぼそのままだ。落ち着きのある低音で話され、今でいうとずいぶんなイケボだった。 馬場先生は、たしか高校に進学して一番最初の授業だったのでは

          生物科の馬場先生

          カレーに恋する

          ここまで飛んできて下さった読者にカレメさんのこの動画を知らない人はいないと思うが、まずは復習をかねてもう一度見てくれ。 https://twitter.com/saxsttich/status/1334149913362395139?s=19 カレメさんのtiktokが好きすぎて、何回見ても飽きないのはどうしてなのか、自分なりに考えてみた。 お世辞にも動きにキレがあるとはいえず(むしろぎこちなく)、多彩な機能も何ひとつ使っておらず、間がもたなかったのか、最後にはぬいぐる

          カレーに恋する