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2040年に大学進学率が80%超え

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(295)

◆2040年には大学進学率80%超えも

2040年の進学状況の予想について。

 ニューズウィーク日本版サイト記事「受験地獄はもう遠い過去......時代は『大学全入』から『大学淘汰』へ」には、2040年の大学進学率を60%としたうえで、記事ではこう書いています。

 2040年の18歳人口は77万人なので、大学進学者63万5000人を確保するには、同世代ベースの進学率が82.5%にならないといけない。あり得ないことだ。

 私は、その「あり得ない」とする80%超えはあり得る、と考えています。低く見ても70%超えは十分な射程圏内でしょう。

こう、予想する根拠は「社会の高度化・情報化に伴う高学歴化」「低所得者層への大学進学支援」「オンライン授業の普及」「短大・専門学校進学のさらなる減少」の4点です。


 大学進学者が80%超えもありうるそうです。受験指導をさせてもらっている現場感覚だと「バカげている」ですけどね。だって、今でも分数の足し算ができない大学生がいるのですよ。私の目から見て「大学生」と名乗るのが恥ずかしくない学力を持っている高校生は多く見積もっても上位の2割です。


 頭脳労働と言われる学者、医者、弁護士といった職種の労働人口が8割を超える社会を想像できますか?肉体労働はすべてロボットになるのだろうか?私はどんなにロボットが発達しても肉体労働をしたい人はいるような気がする。お店で接客する人、介護をする人など人間どうしの触れ合いを求める人がいるのではないだろうか?


   It is said that the number of students who go on to college could be over 80%. This is "ridiculous" from my point of view as a teacher who teaches students for entrance examinations. Even now, there are college students who cannot add fractions. In my eyes, the number of high school students who have the academic ability to call themselves "college students" is not embarrassing, at most, 20% of the top students.

 Can you imagine a society in which more than 80% of the workforce are academics, doctors, lawyers, and other professions that are considered brain labor? Will all physical labor be done by robots? I have a feeling that no matter how advanced robots become, there will always be people who want to do physical labor. I think there will be people who want human contact with other humans, such as those who serve customers in stores and those who provide nursing care.


 高木繁美。「高木教育センター」塾長。

 名古屋大学卒業後、アメリカユタ州のローガン中学校で教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験英語81%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。

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