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日本の学校は「善意の教育」で生徒を殺し続けている

日本の学校は「善意の教育」で生徒を殺し続けている

強い絆は力関係が生まれ、ブルーになる確率も上がる?
 旧海部町エリア在住の保健師・松原文子さんは、徳島県内でも自殺率の高い地域の出身で「旧海部町に比べると地元には強い絆があると感じる」という。
 
 「私の中での『強い絆』のイメージは、たとえば近所の足が悪い隣人に対して『毎朝、自分が代わりにゴミを出します』と働きかけるような、私生活を削りながら互いをサポートし合うイメージです。
 
 強い絆は集団を統率しやすい利点がありつつ、助けてもらえないとダメになってしまう依存関係や、助けてもらったんだから何か返さないといけないという力関係が生まれやすい側面があると思っています。それによってかえって弱みを見せづらくなったり、ブルーになったりする確率が高まる気がします」
(取材・文・撮影:小山内彩希/編集:大川卓也/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)
 
 ここ三重県は日本一「日教組」の組織率が高い、バリバリの左翼教育が行われている。なにかといえば「クラスの団結」「ワンチーム」と力説している。私は、そういう学校が大嫌いだった。
 
 そして、大人になってアメリカの学校で教鞭をとる機会を得て分かったことがある。強い絆を美化して教育する日本の学校はイジメや自殺を増やすだけだ。
 
 私のいたユタ州のローガン中学校には「クラス」も「部活」もなかった。当然「勉強と部活の両立」などといった日本式の目標も存在しなかった。午後2時半になったら、学校には誰もいなかった。
 
 だから、日本人の好きなスローガンの「絆」「団結」「ワンチーム」といったものは存在していなかった。イジメは濃密な人間関係から生まれてくるけれど、そんな人間関係はそもそも存在していなかった。それで、なんの問題も起こっていなかった。
 
 よく考えてほしい。なんで全員同じ服を着て、同じ空間で、同じ教材を使って、同じカリキュラムで学ばなければならないのか。
 
 アメリカだけでなく、多くの国では私服だし、クラスはないし、部活もないし、学力に応じたテキストやカリキュラムを組み、飛び級だってある。日本の学校システムは硬直している。
 
 そんな環境に強制的に押し込まれたら、登校拒否になるのは当り前。自然にボスやリーダーが生まれ、弱者は逃げ場を失うに決まっている。
 
 いつまで、この事実を隠し続けるつもりなんだろう?何人の命が失われたら、手をつけるつもりなのか。自己責任と言い続けるつもりなのか。
 
日本の学校は「善意の教育」で生徒を殺し続けている
 
 日本の小学校、中学校、高校で、いじめが原因と認定された自殺者数は、文部科学省の調査によると、2022年度には68万1948件のいじめが認知され、そのうち深刻ないじめの重大事態が923件報告されています。ただし、具体的な自殺者数についての詳細なデータは公開されていないようです。← 隠すなよ!1000人くらいか?

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