「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(199)
「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(199)
The secret of genius is to carry the spirit of the child into old age.
(Aldous Huxley)
これはよく言われることではないだろうか。
政府の部活に関する有識者会議は「生徒や保護者が高校入試で有利になることを過度に期待し、大会での良い成績を求めて部活動の過熱化を招く一因となっている」と指摘。高校入試でどのように評価しているのか明確化が必要だと提言した。
これを受けて文科省は、運動部や文化部の活動について、評価の観点や配点などを入試要項や高校のホームページなどで明示するよう近く都道府県教委に通知する。
天才的な仕事をされた人の伝記を読むと、子どものような純粋な心を大人になっても失わないことに驚かされることがある。部活なら、
「部活をやっていたら調査書の点数が上がって入試に有利になる」
なんて不純な理由で活動していたら楽しくない。
学校側も、部活が入試にどの程度の影響があるかを決して明確にしようとしない。なぜなら、敢えて明確にしないことで部活を事実上「強制」できるからだ。自分たちに決定権があることを誇示して生徒をコントロールしたいわけだ。姑息すぎる。
かくして「ブラック部活」がいつまでも続き、体罰の裁判が頻発する。
高木繁美
「高木教育センター」塾長。名古屋大学卒業後、アメリカユタ州のローガン中学校で教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。