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「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(117)

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(117)


「採点に関わることはお話しすべきでない」

 都教委は2016年の都英語教育戦略会議の提言を受けて、英語スピーキングテストの導入を決めた。ベネッセコーポレーション(岡山市)と協定を結び、事業主体は都教委、運営主体はベネッセという位置づけで「共同実施」する。採点はフィリピンで行うが、採点態勢などは明らかになっていない。

 昨秋までに3回のプレテストを実施。専用のタブレット端末やイヤホン、耳を覆う防音具(イヤーマフ)を使い、生徒の解答を録音して採点する。昨年のプレテストでは、英文を声に出して読む問題や、4コマのイラストを見て、それぞれの場面について英語で話す問題などが出た。問題構成や評価基準などが、ベネッセの英語試験GTECと酷似しており、GTECの受験経験のある生徒が有利だとの指摘がある。


 日本もとうとうロシアや中国のような役人の汚職だらけの国に堕してしまったようだ・・・。本当に情けないし、嘆かわしい。


 ベネッセは、大学入学共通テストに「記述式」として食い込み50万人分の答案をアルバイトの大学生らに採点させるとの報道の後、試験の前に答えを教えてもらうとか、あまりにも杜撰な方式が公表された。


 だから土壇場になって、関係者の批判の声に押されて「記述式」が中止になった経緯がある。ところが、今度は東京都の教育委員会に食い込んだ。


 私たち予備校・塾業界では河合塾、駿台、東進などの模試や教材は一定の評価を受けている。ベネッセの模試は全く評価されていない。それは、生徒にとっても同じことだ。ところが、なぜか全国の高校で強制的に受験させられているのはベネッセの進研模試。


 これは明らかに異常なので、業界では裏金が飛び交っているとの噂が絶えない。なぜか理由は分からないが、文科省や教育委員会がらみの案件には必ずベネッセが出てきて利益をかっさらっていく。


 そして、犠牲になるのはいつも受験生なのだ。

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