「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(220)
「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(220)
娘が小学校に入って思うのは、
「もうちょっと何とかならないの?」
ということなんです。教員は子どもたちを従わせるだけ。子どもたちに考えさせる授業をしていないと感じるんです。
うちの子は勉強が好きでないから、よけいに勉強が嫌になる。
私でも、もう少し面白く教えられるのに、教員がちゃんと考えて教えているように見えないんです。だったら、公立中も期待できないのかなとも感じてしまって。
学校って違うんです。教員は違うんです。まるで大昔の軍隊組織みたい。なんでそんなことをいつまでもやっているのか不思議で仕方ないんです。一事が万事、えー、何それー!? みたいなことばかり。
学校って、公立の小学校って、なんなんでしょうね。学校がお役所なんですね、先生も役人みたい。教育環境が教員を役人のようにさせてしまうんでしょうね。
だから、私学のほうが良いかなって。
私の塾生の保護者の方も似たようなことを言われます。私立学校も大差ないですよ。私は名古屋の7つの専門学校、予備校、塾で勤務してきました。講師の方たちは、上司の言いなりで自分でモノを考えません。
それは、学校だけではなくて日本社会全体がそうなっているんです。先日、地方の電車を利用したら明らかに具合の悪そうな老人が電車に乗ってきて乗客がほとんどいないので横になったのです。すると、ワンマン運転手がやってきて
「お客さん、横になったら困ります!」
と怒鳴りつけたんです。
誰も乗っていないから誰も迷惑ではないのに、他の方の迷惑になるとのこと。つまり、この運転手はお客様の迷惑なんて視野に入っていない。ただ、
「寝そべっている乗客がいたら注意する」
というルールさえ守れば、乗客が死のうが生きようがどうでもいいわけ。
学校もそうで、生徒がどう思うのかなんてどうでもいい。ただ、校則を押し付けていれば我が身は安泰。保身が何より優先。自分が何をやっているのかさえ自覚できていないんです。
高木繁美
「高木教育センター」塾長。名古屋大学卒業後、アメリカユタ州のローガン中学校で教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。