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選挙の当たり前を疑ってみた〈ベータ版〉(4)
消費税増税は、介護員に打撃を与える今回の選挙の争点と言える消費税増税について、ホームヘルパーや介護員の生活に打撃を与えるものだと考える。これは、元々の可処分所得が低いからだ(ヘルパーや介護員の給料は、政府が定める「介護報酬」によって大きく左右される)。2014年の消費税増税(5%から8%へ)ですら影響は大きかった。実質的に賃下げと同じ効果があったと考えている。更に、これを10%に引き上げるとは、い
もっとみる選挙の当たり前を疑ってみた〈ベータ版〉(3)
寝ていたい有権者のために今現在は健常者であり、行こうと思えば行けるが、選挙に行かないという有権者について考える。冒頭の図式で言えば、
(1)「選挙のお知らせ」が届く → (4)選挙に行かない(棄権) と表せる。
すぐ思い起こすのは、投票に行かない有権者のために使うお金のことである。2017年10月の突然の解散総選挙(「国難突破解散」)の時、かかるお金が600億円以上になると話題(もとい問題)に
選挙の当たり前を疑ってみた〈ベータ版〉(2)
投票所までの移動にお金がかかる?冒頭の図式の、「(2)候補者の選択・決定」と「(3)投票」の間には、投票所までの移動(自宅との往復)がある。健常者でも天候によって投票率が上下することはよく言われている(2017年10月の総選挙では、台風21号が直撃した)。障害がある有権者にとってはどうなのか。
ポリタスで「体が動く方でも、例えば、足が痛いから投票所まで行けなかったという声を聞く」とも書いた。たと
選挙の当たり前を疑ってみた〈ベータ版〉(1)
はじめに
本稿を書こうと思ったきっかけは、Twitterでよく見る、選挙で選ばれたんだから、「政権を批判するな」「これが民意だ」「政権のすることに反対するな」「文句を言うな」「従うのは当たり前」「安倍さんにがんばってもらうしかない」といった言葉に違和感を覚えたためだ。これらを当然視するのはおかしいのではないか。こういう問題意識から出発して、考えを進めてみたい。
まず、選挙にまつわる一連の行動を図