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過去に経験したことが、今現役で活かせるとは限らない
ぼくは以前音楽会社で働いていたことがあり、プロフィールにも音楽業界にいたことを記載してたりしますが、今の業界のことは全くわかりません。
▼目立つ過去
一般の方と同等、もしかしたら平均値よりも少ない情報しか持っていないかもしれません。
とはいえ、やはり特徴的な分野ではあるらしく、自己紹介をした後はそのことを聞かれることが多いです。
また、誰かに紹介される時は、「髙木さんは昔ミュージシャンで…」という導入だったりすることもあります。
特に気分が良い悪いの話しでは無いのですが、これって双方にとって利益が無いよなと思い、最近は場所によってはプロフィール情報から外すことにしています。
▼しばらくは話せた
当時はそれなりに頑張っていたので、別業界に行った後もしばらくは音楽ビジネスのことを語れましたが、それも1~2年ぐらいです。
今の商流がどうなっていて、どんな売れ方が流行っていて、これからは何が来るのか、どんな練習方法、作曲方法が良いのか、全くと言って良いほどわかりません。
なので、音楽関係の話しをふられたとしても、10年前のやり方とか、その時代の裏話とか、せいぜいそれぐらいしか話せないわけですね。
これに気付いたきっかけは、保険業を始めて少し経ってからのことでした。
その時までは、音楽ビジネスに関してならある程度一生話せる、みたいなことを考えていました。
▼数年でズレる
日本て、保険業に従事する人がめちゃくちゃいます。
また、過去に経験していた方を含めると、さらに何十倍にもなるでしょう。
なので、「オレもむかし保険屋やってたから、ある程度わかってるんだよね」ということを言われる機会がとても多いです。
そして、多くの場合ズレてます。
けっこう派手目にズレてます。
その方が活躍していた頃とは、トレンド、法律、商品、社会情勢、あらゆるものが変わってますし、一社専属なのか、生損保乗り合いなのか、バックオフィスなのか、所属会社の規模はどれくらいなのかによって更に共通項は薄まっていきます。
それを思った時にハッとしたんです、「あ、もう音楽話しでドヤッたらいかんな」と。
▼過去は過去
それでも、自己紹介のフックにはなるのでプロフィールには載せていました。
ただ、拾われる可能性が高く、でも話が広がる可能性は低く、生きた情報を提供することもできず、じゃあ載せなくて良いじゃんと思った次第です。
過去の栄光…とまではいかなくても、昔頑張ってたことって永劫評価されたいですよね。
それがちょっと特殊な業界だったらなおのこと。
でも、こんなに目まぐるしく急速変化している世の中では、今とこれからに照準をあてて話したり聞いたりしなきゃだよなと。
まあそれでもたまに酔っぱらって音楽ビジネスの話ししちゃいますが。