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独立「しない」理由に思う
モヤる
基本的に中小企業、いわゆる法人がクライアントになるのですが、たまに個人の方から独立開業のご相談を頂くこともあります。
そんな中で、首をかしげてしまうことが時々ありまして、それが「独立をやめる理由」です。
独立「する」理由じゃなくて、「やめる」理由です。
考え直すのはとても良いことなのですが、様々ある理由の中で疑問を感じるのが二つありまして、それがこちら。
・家族に反対された
・今の職場に迷惑がかかる
家族の反対
事情は人それぞれかと思いますし、ぼくが知りえない状況もあるかと思います。
ただ、この2つの理由が出てくると、なんだかとてもモヤッとするのです。
まず、「家族に反対された」ですが、反対されるに決まってます。
当たり前です。
むしろ、ある日独立宣言をして、「おー、いいね!やってこい!」とフランクに送り出されたら不安ですよね。
この国で長く教育を受け雇用されてきた方で、家族の独立を止めない人なんてそうそういないでしょう。
そんな当たり前の反対を説得できないのであれば、その後待ち受ける有象無象との交渉なんてできるはずないと思うのです。
現職への想い
そしてもう一つ、「今の職場に迷惑がかかる」もまたモヤモヤポイントが高いです。
たしかに、職場にはこれまで雇って頂いた恩義を感じるでしょうし、変なタイミングで辞めてしまったらその後の起業に負の影響が出ることもあります。
じゃあ退職するのに丁度良いタイミングっていつでしょう。
「何年も働いて会社の仕事を覚えてくれた社員が辞めるのに丁度良いタイミング」なんて、無いですよね。
人手なんて基本的に不足してますし、教育にかけた時間は返ってきませんし。
顧問先の有能な人材が現場を去ってしまい、てんやわんやになった場面をたまに見ますが、とても大変そうです。
つまり、いつ辞めても迷惑はかかるんです。
リスクの許容
ちょっときつい言い方になってしまいましたが、このあたりをクリアできないと、応援者も現れないと思います。
家族を食わせられないかもしれない、元職場から恨まれるかもしれない、リスクをあげたらキリ無いですが、独立とか起業ってそういうことですよね。
そんなリスクを背負って、批判も浴びたりして、でもやろうとしていることを信じて頑張るから、人は応援したくなると思うんです。
もちろん、リスク対策を何もせずに飛び込むのは危険なので、準備期間や根回しは必要です。
とはいえ、完璧な下ごしらえなんて永遠にできませんし、そんなことしている間に先を越されてしまいます。
なんだか上手くまとまりませんが、独立を考えてる方がいらっしゃいましたら、少しでもご参考になればと。