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【 3Dプリンタールアー】自作ヒートンの作成方法
初めに
私はハンドメイドルアーには自作のヒートンを使用しています。初めの頃は作り方が分からず、調べたり聞いたりして色々な方法を試してみました。最近になってようやくしっくりくる作り方ができてきたので記事にしてみようと思います。
ペンチを新調しました。道具のグレードを上げると一気に作業が効率化し、しかも綺麗に仕上げるのが容易になりました。 pic.twitter.com/6OvT8JTor4
— Takafumi Soma (@tsddesign2021) December 11, 2021
用意するもの
0.9mmステンレス線
![](https://assets.st-note.com/img/1672924586252-XkYHxpqS8o.jpg?width=1200)
ヒートンの素材には加工性、強度ともにバランスの良い0.9mmステンレス線を使っています。1.2mmのものも試しましたが、加工性がぐんと難しくなるので0.9mmに落ち着いています。
ペンチ
![](https://assets.st-note.com/img/1672924617702-aFW084qcDz.jpg?width=1200)
ステンレスワイヤーを切るためのペンチです。パッケージに切断できる金属線の径が書いてあると思いますので、そちらを参考にするといいと思います。安価なものは切断しづらく、手を痛めてしまいがちです。ヒートンはいくつも作るものなので、適切なものを使うと作業製が格段にアップします。少し高いかもしれませんが、ここをケチると自分の手の皮がズルムケになってしまいますので要注意。
ワイヤーループプライヤー
![](https://assets.st-note.com/img/1672924651881-uz4ZS4vGvD.jpg?width=1200)
ワイヤーに輪っかを作るためのプライヤーです。ワイヤーをしっかりと掴んでループを作ることができるので初心者でもとてもきれいな仕上がりになります。ループ部を掴んで固定できるので、しっかりと捻りを入れることができます。
加工してみよう
ワイヤーの切り出し
![](https://assets.st-note.com/img/1672924694991-zUAJ6fbnf0.jpg?width=1200)
まず、ステンレス線をカットします。おおよそ10cmくらいの長さにカットします。少し長いですが、捻った後で必要な長さにカットします。一度にたくさんカットしておいて、まとめてジップロックなどに入れておくと作業の効率が上がります。
捻じる
![](https://assets.st-note.com/img/1672924723917-dNol7plWP8.jpg?width=1200)
続いて、ワイヤーループプライヤーでラインタイとなる部分を掴みます。この時に何度かにぎにぎして、ただワイヤーをつかむだけでなく丸い形を作っておきます。ペンチでねじるときはできるだけラインタイに近い付け根の部分から捻っていきます。こうすることで丸くきれいなラインタイが出来上がります。そして、少しずつペンチをずらしながらネジネジしていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1672924744958-FuPv94g3Tt.jpg?width=1200)
どれくらい捻れば良いか?と思いますが、捻れば捻るほど真っ直ぐになり、形状が安定するのでボディにねじ込みやすくなります。しかし、接着剤が入る隙間は捻じるほどになくなっていくので、いくつか作成してちょうど良い捻り加減を発見してみてください。
形を整える
![](https://assets.st-note.com/img/1672924770706-gEHAu5bVuq.jpg?width=1200)
また、捻り終えたら再度ワイヤーループプライヤーでラインタイをつかみ形を整えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1672924790984-IiffoXtGh9.jpg?width=1200)
そして、仕上げにラインタイをペンチでしっかりと握り真っ直ぐにして捻れを解消させておきます。これをやっておかないと、捻れたヒートンとなってしまい、トゥルーチューンがうまくいかない原因となります。上から確認して捻れなく真っ直ぐになれば完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1672924811985-AgSQhojxqQ.jpg?width=1200)
取り付けてみる
いかがでしょうか。丸くてきれいなヒートンになっているかと思います。ついつい、取り付けるパーツまで気が回らないものですが、ヒートンがきれいに仕上がるとハンドメイドルアーが一段階レベルアップしたような感覚になります。このようなディティールにも気を配ってルアーを作っていきたいと思います。
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