#1663 まゆげボーン
先日読んだ穂村弘さんのエッセイにこんな(風な)記述があった。
「30代以上の男性が眉毛を整えているのを見るとこっちが恥ずかしくなる」
わからなくもない。
というか、整え方がわからない。
メンズ雑誌でも昔から髪型特集に加え、眉毛の整え方が掲載されている。最近はスキンケアも常識となってきた。
一応、ハサミとコームも持っている。ごくたまに切りそろえるが、常に「合っているのか?」という疑問もつきまとっている。利き手側は良しとして反対側はかなり雑。
そう「出来ない」のだ。なので、負けず嫌いな私は前述の穂村弘さんの”ことば”も「わからなくもない」となる。
出来ないからめんどくさい、というのもある。ヒゲと違って毎日剃るものでもないので、つい後回しにしがち。「人は見た目が9割」とは言うけれど。
で、放っておくとある日を境に「まゆげボーン(©吉田ヒロ)」となる。髪の毛と同じ。ナチュラルメイクと同じ様にナチュラル眉毛が理想なのだけれど。
最近、白いものが1本生えてきた。目立つ上に長い。でも、そのままにしている。白い眉毛がトレードマークの村山富市元首相は今年100歳を迎えたそうだ。眉毛も健在。
中1男子の先輩が眉毛を整えていた。もうそんな年頃なのか。微笑ましい。