感想文|「ヤッホーブルーイング -現場で学べる旅-週末ワークショップ」 powerd by YOUTRUST
更新日:2023年7月26日
■ はじめに
金 卓史 / こん たかふみ(@_koooon‗)と申します。
広告代理店で勤務しながら、個人事業主としてもデジタルマーケテイング・事業開発の支援をしている人です。
趣味はB-monsterという暗闇ボクササイズです🥊 通常会員ですが、上位数パーセントに入るくらいガッツリやっているくらいハマってます。
さて、本題に入ります。
本noteは、YOUTRUST社が新たな研修企画「-現場で学べる旅-週末ワークショップ」第一弾 ヤッホーブルーイングと共同で開催する「クラフトビールを味わい、ファンとの絆づくりの真髄に触れる研修 in 佐久醸造所(長野県)」に参加した感想文です。
ちなみに、クラフトビール及びヤッホーブルーイングさんが造るビールが大好きな方は「よなよなエール 大人の醸造所見学ツアー」が開催されています。今回のを考えるとめちゃくちゃオススメです。(執筆時点で、追加枠しか空いてないほどの人気です)
詳細は以下
何故、本noteを書くか
1.自分の学びを言語化しておくことで、より自らの血にくにできる
2.本企画の倍率が、4倍ほどあったと聞いて、参加者代表として書いておきたい
はじめに - 応募・参加した背景
始めの方に個人事業主としての活動もしていると書きましたが、その中でクラフトビール会社の支援もしております。
その中で、otomoniを契約したり、自ら買い漁ったりでクラフトビールを山のように飲んでいて、このタイミングで募集が掛かれば応募しないはずがありませんでした!
そして、マーケティングが生業なので、ファンマーケティングとして多面的な活動をしていることもよく聞きながら、いわゆるマーケティングカンファレンスやイベントでの登壇がないので、中の人から聞けるなんてということで期待をしての応募から参加でした。
ヤッホーブルーイングについて
みなさんご存知の方が多いかと思いますが、"よなよなエール"が主力商品となり、クラフトビールを製造・販売している会社です。「ビールに味を!人生に幸せを!」をミッションにしており、クラフトビールを通じて日本のビール文化を変えたい。画一的な味しかなかった日本のビール市場にバラエティを提供し、新たなビール文化を創出することでビールファンにささやかな幸せをお届けしたいと宣言をしている企業です。
自社の醸造所は長野県にあり、東京から見たときに軽井沢から少し先、佐久市近辺に二箇所(佐久醸造所と御代田醸造所)があります。
"よなよなエール"の他にも、"インドの青鬼"や"水曜日のネコ"も知っている方は、多いですよね?実は造っているクラフトビールはもっと沢山あり、私も初めて知ったクラフトビールが多くありました。"前略 好みなんて 聞いてないぜ SORRY"シリーズなんて名前聞いただけで惹かれますよね。
本題:週末ワークショップに関して
今回の会場は、ヤッホーブルーイング 佐久醸造所で、北陸新幹線 佐久平駅という駅が東京からの最寄駅でした。小旅行のウキウキ気分で新幹線に乗りました。三連休の初めだったので行きは軽井沢に行く人やその先まで行く人でなかなかの混雑具合でした。
今回の研修は、主催のYOUTRUST社より田口さん。ヤッホーブルーイング社より佐藤さん(ジュンジュンさん)、又吉さん(またきちさん)。計3名が面白く、親しみやすく、かつ深い話もありで、進行を頂きました!
※↓じゅんじゅんさん著書
当日のアジェンダは、以下で進みました。
●アイスブレイク
まず、はじめにアイスブレイクで自己紹介などを簡単にしました。
ヤッホーブルーイング社は、ファンとのコミュニケーションも多いので、ニックネームで呼び合う文化があります!自然と呼べるような空気感や雰囲気を創っている会社、人、組織風土は素晴らしいなぁと肌で感じれました。
●工場見学
復業でクラフトビール企業のマイクロブルワリープロデュースを支援させて頂いている身としては非常に楽しみな企画でした!これは語るより、見る方が楽しいと思うので写真でお裾分けです。
ビールを作る過程で、麦汁を煮詰めた段階、ホップを調合した段階、そこに酵母でアルコール飲料となっていく段階など様々あるのですが、麦汁の甘い汁やそこにホップを加えてビールに近くなった段階を飲めるのはビール好きは経験しておきたい体験だと思います。(決して、めちゃくちゃ美味しい訳ではありません。笑)
全部載せると凄いことになるので、一部ですが想像よりもコンパクトながらも様々な設備があり、非常に面白かったです!
最後の写真にあるミニブルワリー設備ですが、社員の方は実験的に造ることが出来るそうです!(作るたびに酒税は払う必要が必須とのこと。)
●テイスティング
待ちに待ったテイスティングです!当日に飲んだクラフトビールは計5種類。
テイスティングなので、味が比較的さっぱりしたものから順に以下
クラフトビールを楽しむ上で、覚えておくのがいいのがビアスタイルです。
ビアスタイル自体はなんとなく聞いたことがある方は多いと思います。IPAなどは正にビアスタイルですね。
このビアスタイルを知っていると、近しい領域のビアスタイルを探したりすると表現は違いながらも好みのクラフトビールを広げていくことが出来ると思います!
クラフトビールの支援をしながら、ビアスタイルの数を知らなかったのですが、世界では150種類以上のビアスタイルがあるとのこと。驚きですね。
フードペアリングの実践もして頂き、お菓子を食べながらのテイスティングは楽しかったです。少しづづで、ちょうど1~1.5缶くらい飲んだかなというところでファンマーケティングの講座へ。
●ファンマーケティングに関して
今回の企画は特例かもなので、実際に聞けるかはわかりませんが、是非に大人の醸造所ツアーに参加して、聞いて欲しいなというところで、ざっくりと要旨だけを書きます。(普段開示していない情報もあるかもなので、控え見に書きます。)
テーマとしては、いくつかに絞って頂いたのですが、事前にヒアリングを頂いていた「ファン/顧客」「イベント」「製品開発」「ブランディング」「組織づくり」に関して幅広く説明と、質疑応答にめちゃくちゃ丁寧にお答え頂きました。
以下、記憶に残ったフレーズや学びをいくつかだけ列挙。
言葉として、当日に私が頭の中で勝手に思い描いたフレーズも含みます。
ヤッホーブルーイング社が大切にしていること
「トレードオフのある選択をする」
→何かを選択をする中で、何を実現する為かをはっきりと据え、実現すべきモノの為に、捨てるべきモノを理解する。(ヤッホーブルーイング社は決まるのは遅いが、決まった後は確実にやり切る)
ファン(顧客)はミッションを一緒に進める仲間。
→ 製品の良さだけではなく、会社が目指す方向性やフィロソフィに共感をしてくれる方をファンの要素として捉えている。
ファンを定量的に見てみる方法として顧客アンケートは実施。
→ 熱狂度を見ている。このフェーズがあり、「商品を棚から取ってもらえる理由」「飲み続ける理由」「ファンになる理由」などをアンケートやデプスインタビューから抽出することで、階層化から熱狂度を上げるトリガーを言語化できる。一方で、これはあくまで手法でコミュニケーションを大事にすべき。あくまでも見るべきはデータではなく、相対する人である。
ユーザーインターフェイスとして、ブランドの基準を作り。
ユーザーエクスペリエンスとして、ブランドエクイティを形成する。
→コモディティ化している、しやすい、代替手段が多い商品ではよなよなエールのブランド及びブランディングに対するアプローチや体系化は非常に参考になる。「ブランドの扇」を活用しながら、それを詳細に言語化していく。
ブランドを正しく理解をさせる為に、小規模のオフ・オンラインコミュニケーションを実施することに価値がある。
→大規模イベントでx万円(noteなので非公開にしておきます。) 5,000人の集客ができれば、CPAで見れば良い可能性も。(可視化難しいが。)また、今回の週末ワークショップでの体験も原体験である。
組織として、働くを楽しむ仕組みがある。
→一側面であるが、人が入れからり、世代が変わり、時代も変わる中で正解がなく、正解も変わるので、会社というコミュニティでまとめる役になる中では考え続けたり、手段としてどのようなものがあるかを知ることに価値はある。
総じて、マーケティングという観点では、以下が学びが深かった。
当日写真撮影も原則全てokで、内容から質問に丁寧に答えて頂いて、非常に有意義な時間でした。仕事が趣味にもなっているので、NDA結ばせて頂いて、もっと具体やリアルを聞いてディスカッションをさせて頂きたいと思うほどで、面白い内容をお伺いをすることができました。
改めて、心からの御礼を申し上げたいです。
まとめ
総じて、めちゃくちゃ楽しかったです!
ヤッホーブルーイングさんが好きになりました!!
近々こんなイベントもあるようで、タイミングが合えばどんどん参加しようと思います。
追記
実はLAWSONで取り扱いが増え出した2015年頃に、出張先で一人ホテルでちょといいビール飲もうと思い"インドの青鬼"を買って、当時の若造の舌には合わず飲みきれなかった思い出があります。今飲むと美味しいと感じ大人になったなとしみじみしました。
(完)