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生きていくために食べるんだよ!
お疲れ様です、タカフジです。
今回のタイトル画像は、うちのばあちゃん(93)の作品。
デイサービスで作ったカレンダーです。
お弁当はフェルトで作ってあるんですよ凄いよね。
さて、今回は「うつ病かも」とやっと自覚した頃のおはなし。
ーーー【うつ病かも、とやっと自覚した。】
自らこの世を去りたいと強く思ったり、それを実行に移しそうになった事でようやく諦めがついたと言いますか、うつ病かもしれないと自覚することができました。
それ以前から体調不良はずっとありましたが、下記のような症状がありました。
・簡単なことが理解できない(計算・文章読解力の低下)
・脳みそに薄い膜が張ってるような感覚がある
・ものが飲み込みづらい
・喉や胸に何かがつっかえているような感じ
・微熱
・めまい
・まっすぐ歩けずフラフラ
・ひどい便秘と下痢を繰り返す
・不眠
・食欲低下
・声が出しづらい(おなかにチカラが入らない)
・周りの音や人の視線がやたら気になる
・お風呂に入るなど普段の生活が億劫
・笑顔が作れない
・趣味が楽しくない・興味がなくなる
・涙が止まらない
・光が眩しく、部屋やスマホ画面を真っ暗にしないと目を開けられない
などなど。
どれも【うつ病】によくある症状です。
毎週末寝込んで、酷いときは寝転んだままおにぎりをモサモサ食べたりしていたので、まあ普通ではないです。
20年以上ずっと推していたアーティストの曲が騒音のようにしんどくなって聴けなくなったり、
楽しんでいた声優さんたちのラップのPVの動画を見ると、目を刺すような刺激があって見れなくなりました。
食事や睡眠に関しては、誰に言われたわけでもないのに
「仕事出来ないのに食べたり寝たりは一人前にできるんだね」
なんて言葉が頭の中から離れなくて、
食事をすることはいけないこと = 泥棒しているのと同じ
だと感じてしまい、家族と食卓につけなくなりました。
私のぶんの食事は用意してくれていたし、冷蔵庫のものも自由に食べていいのに、それに手を付けるのは働いてない私はしてはいけないことだと思って、
家族が台所にいない時間に冷蔵庫を開けて、一口だけ保存してあるご飯を食べました。
1日の食事はそれだけです。
お茶は飲んでいました。自分がお金出して買ったから。
頭おかしくなっていたので、お腹は鳴りませんでした。
何やってるんだろう、こんなのおかしいと分かっていたのに、そんな事をしながら過ごしていました。
ーーー【生きていくために食べるんだよ!】
仕事を辞め、職探しもできず、失業保険も出ない状態で電車に飛び込んでしまいそうな自分が怖いからひきこもっていましたが、さすがに家族も心配してくれました。
笑わないし話さないしずっと寝込んでたらまあそうなりますよね…。
うちの母が宝塚大好きなんですが、同じ部屋にいたときテレビから聞こえるジェンヌさんたちの歌声もしんどくて(女性の高音の声はとにかくしんどかった)、ヘッドホンをつけて布団をかぶって縮こまって過ごしました。
そんな生活をしばらく続けたある日、体調が少しマシになったので家族と晩ごはんを食べてみようと思いました。
晩ごはんのメニューは、お鍋。
ほかほかと湯気があがって、お野菜たっぷり。
ごはんもあったけど欲しくありません。なんのために台所来たんだろう。
私なんかが食べていいのかなと思うと、お箸を手に取ることができませんでした。
こんな時に話すのは良くないと分かっていましたが、言うなら今しかないのかなと思い、「食事をすることは泥棒しているような気持ちになる」と家族に話してみました。
何だそりゃ、と思われただろうな。
気持ちわりーなコイツ、とも思われただろうな。
でもその時、隣の席の妹が
「生きていくために食べるんだよ!」
と、お椀にお鍋をよそってくれました。
食え食え!と。
その言葉は私を笑わせるためにウケ狙いで言ったのかもしれない。
でも、食べることに罪悪感しかなかった私にとっては凄く響きました。
自分のお椀でほかほかと湯気を上げる白菜。
久しぶりに温かいものを食べました。
おいしかった。
泣きそうになりながら食べました。
普段は頼りないとか思ってた妹ですが(すまん)、
この一言が無ければ私は食事できなかった。
有り難う。
ーーー【病院へ行くぞ、と決めた。】
食事ができるようになって、2時間おきに目覚めるもののとりあえず眠れるようになってきた頃、派遣会社からお仕事のご案内がありました。
短期間で退職してしまったのにまだ紹介してくれた感謝の気持ちや、このチャンスを逃したらもう仕事できないかもしれないという焦りから「行きます!やらせてください!」と返信。
職場の下見もちゃんとしなさいと言われたので、ここでやる気を見せないと!と、ほとんど寝てないし朝から野菜ジュース1本しか飲めてないし体調も良くないけど、返信が来てからすぐに用意をして電車で30分移動。そこから3時間ほどかけて往復ルートを体に覚えさせるために何度も歩き通しました。
担当者にもそのやる気は伝わったようで、「分かりました!がんばりましょう!」と面談の話を進めてくれることに。
やった、これでまた働くことができる。
3年は何があってもやるしかないと思っていました。
しかしその数日後。
担当者から連絡が。
派遣会社の上の人から、私の体調などを見たらしばらくはゆっくり休んだほうが良くないか?とご指摘があったそうです。
私が行く予定だった職場は今居る派遣さんがメンタル系の病気で働けなくなって退職されるそうで、新しく来る人も体調良くなくてすぐ辞めてしまうのはちょっと…と。
眠れない・食べれないが続いていたし、電話の音も怖かったので正直、この展開は安心しました。
サボりぐせがついてしまったのかもしれないけれど、自分を甘やかすことにしました。
その後も何度かお仕事の紹介がありましたが、仕事の事を考えると目眩や動悸がしてしまい、すぐに働くことができる状態ではありませんでした。
何でだよこのポンコツ中年。恥ずかしい。
また仕事探しする前に、一度プロに診てもらおう。
仕事のこと考えると体調悪くなったりするコレは甘えなのか、病気なのか。
ようやくスマホで【メンタルクリニック】を検索しました。
しかしそれがまた大変だったんですよォォォ
(ウザくてごめんよ)
長くなったのでまた次回!
読んでくださって有り難うございました。
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