旅は言葉まで開放してくれる
怒って喧嘩して、泣いて笑って、仲直りして、
こんな風に過ごせるって僕は幸せだなぁ。
旅先のベッドで横になりながら、寝ぼけ眼で息子が言ってくれた言葉は、私の眠りをより幸福なものにしてくれました。
小学生の子ども達にとって、夏休みという言葉だけでも、気持ちが高ぶったり、緩んだりする特別な期間。
朝から夜まで遊び、いつもよりちょっと夜更かしをする。
寝てしっかりチャージして、翌朝に疲労感を感じさせないそのパワフルさ。
今という時間をただ楽しむ、子ども達の素直な心からは、学ばさせてもらうことが多くあります。
小学生の息子と娘は、兄妹喧嘩も多く、旅の移動中や旅先でもお構いなし。
怒って喧嘩して、どちらかが泣いていたかと思えば、二人して大笑いと大忙し。
この日は、国内旅行の最終夜。
旅行先で合流した友人家族と一緒に、水族館に出掛け、海沿いやプールで過ごし、朝から夜までたっぷりと楽しむことが出来ました。
子ども達は眠い中、限界までカードゲームで遊びました。
部屋に戻り、すぐに眠る娘の横で、息子はベッドの上でゴロゴロしながら、ポツリポツリとお話しをしていました。
そんな中で言ってくれた言葉。
幸せだと言うその言葉こそ、私を幸せにしてくれました。
夏休みは子どもたちを一回り成長させてくれる。
旅は人を一回り成長させてくれる。
本当にその通りだと感じた瞬間でもあり、この子達が幸せを感じられる瞬間が、これからも満ち溢れていきますようにと願います。
旅は、心も言葉も開放してくれる。
普段は聞けないような言葉を聞かせてくれて、
普段は口にしないことも口に出せてしまう。
その言葉は確かなもので、私の心に響き、残り続けるだろうと思います。
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