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〇〇をしたら治った、という話。

先日、近隣の町で開催されていた障害者も障害がない人も関係なく参加できるスポーツ大会を娘と見学してきた。大会は障害者にも配慮されているし、かと言ってすごい気を遣っているという感じではなくて、みんなが和気あいあいと参加できる感じですごくいいな、と思った。 

応援席でリレーを見ていたら、娘の隣に高齢のご婦人が座った。私の母と同じ年らしいが、まだ運転もしているし、こういった地域の行事には必ず足を運び外出しているらしく、それが若さを保つ秘訣なんだなと感じた。

すると、ご婦人が大会に参加しているある障害者を見ながら

「障害がある子を育てるのは大変よね~。うちの孫が小学生の時に発達障害があるんじゃないかって学校の先生に言われてね、、、ものすごくビックリしたのよ」と言った。

うんうん、ビックリするのは分かりますとも。そして、気づいていないかもしれないけど、横にいるうちの娘も障害がある子で私は大変と思われている親ですよ。とは言わず、その先のストーリーに耳を傾けた。娘はずっと黙っていたので障害があるとは気づいていないみたいだ。

「でね、発達障害があるかもっていうから慌てて、く〇んに入れたのよ」

わかる~、私も同じことしたなあ・・・

「そうしたらね、なんてことはない、発達障害が治っちゃったのよ!」

と言った。。。 

発達障害が治った!? ということは、そもそも発達障害ではなかったのではないのかな?それとも、得意分野が伸びたのか? ともやっとしつつ冷静を装い

「そうなんですね~」と相槌。  

あれは娘たちが小1の頃だった。まだ知的障害を認めてなくて、勉強ができない&とにかく発達が遅くて不安で仕方なかった私は藁にもすがる気持ちで、く〇んに入れたことがある。この時の私の気持ちはこのご婦人と同じだったと思う。

でも勉強ができない(というか、頭の年齢に合ってないものをさせていた)二人にとってはストレスでしかなかったようで、私もしんどくなりすぐに退会した。このご婦人のお孫さんには合っていたようで本当によかったと思う。

ただ・・・

〇〇をしたら発達障害が治る

みたいなフレーズは誤った情報にもなりかねないし誤解も生む。そしてそういった情報はこうやって「聞いた話なんだけど~」とウワサ話的に拡散されていくんだろうなと感じた今日この頃。「治る」というワードには要注意⚠️


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