![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49580032/rectangle_large_type_2_f2db5073e7d15b8590c7c74f5548e5b2.jpg?width=1200)
テクハラが話題ですが・・・
ワイドショーをいつものように見ていたら今朝は「テクハラ」について話題になってました。
テクハラ・・・テクノロジーハラスメントの略。PC操作など端末機械が苦手な人へのいじめや嫌がらせ。
なんだってね。(最近の〇〇ハラってなんでもハラ付ける傾向はどうかと思うけど。)
この言葉を聞いて思い出したのは、80歳を目前にラインを始めた母のこと。
それまで携帯なんてもってのほか、家の留守電でさえ使いたくないという超アナログの人に、何かあった時にすぐに連絡ができるように先月「お願いだからラインだけでもできるようにして!」とラインモバイルに加入してもらいました。
ラインさえできれば、万が一また緊急事態宣言とかで引きこもっていてもビデオ通話ができるし、最近可愛がっていた猫がお空に逝ってしまいペットロス気味だった母に何か出来ないかと思いついたのがラインでした。
母には過去にも携帯を持たせたことがあったけど、常に携帯不携帯だし、その前に使い方を覚える気ゼロ。基本料金などを払っていた私は頭に来てその時は解約しました。 なので今回もそうなるかな・・・と思いながらも使い方のレクチャー開始。
想像通りそれはそれは大変でしたよ(汗)正直な話、知的障害の娘たちの方が覚えが早いくらい。 そもそも機械に苦手意識がある母にとってのスマフォは「便利なもの」ではなく「怖いもの」なんです。 何度も「できない」と言われました。
その都度「大丈夫、大丈夫、ゆっくり覚えようよ!」と励ましながら、でも心の中では「なんで出来なのかな!?」とイライラしたりしました。 つい言葉がきつくなっちゃったりもしたさ。 これがいわゆるテクハラなのか!?
でもですね、努力は実を結びます。 今回は根気よく約2週間かけて教えたライン電話と写真の見方を見事にマスターしました!(文字はまだ打てないけど)
最初はラインのアイコンを押すこともできなかったのが今ではすっかり使いこなせるようになり母も得意げです。 遠方に住む姉や孫たちから写真を送ってもらって嬉しそう。 先日はビデオ通話で桜並木を見せてあげたらそれはそれは大喜びをしてました。 私としてもちょっと親孝行できた気分。
で、思うのは〇〇ハラって、結局はその人とその人がそれまでどういう関係を築いてきたかが重要だと思うんです。 もし、私と母の関係が良い状態じゃなかったら、もっと罵声を浴びせていたかもしれないし、母も頑張って覚えようとしなかったかもしれない。
出来る人が教えて、出来ない人は素直に「教えてください」と言えるような、それには上も下もない世界が創れたらいいなと思います。 互いに支えあうのが自然にできるようになれたらいいな。 それは私が将来、障害者と創っていきたいものの一つでもあるのです。