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パタヤ・ウォーキングストリートでシーフード
パタヤのホテルが安いと聞いて、行ってきた。実際、(自分が見たときは)アゴダでも最大で82%オフになっているなど、かなり安い。今回泊まったホテルも本来は1万バーツ以上はするはずだが、諸々込みで6000バーツくらいだった。いわゆるセミ・スイートルームだったので、1泊とはいえ、かなりゆっくりできた。
しかし、これだけ安いのには裏があった。パタヤは状況が戻り始めていると聞いていたが、実際には最悪だった時期よりはタイ人観光客が来ているだけで、夜の中心地でもあるウォーキングストリートでさえ、ほとんどの店が閉まっていた。だから、夕食の店を見つけるのが結構大変で面倒だった。
上記は8月22日、土曜の夜だ。ウォーキングストリートを普通に車が走っていることがまず驚きだった。夜は名称どおり歩行者天国だったはず。しかし、今は昼間と同じように車が通る。
バーもディスコも数えるほどしかやっていなかった。このストリートだけでなく、ビーチロードやセカンドロードも飲食店や物販店の8割以上が閉まっていた。なにせ、セブンイレブンやマクドナルドもほとんどが閉店(廃業?)している状態だったので、普通に食事するところを見つけるのが大変だ。
ウォーキングストリート内のシーフード店で言えば、有名どころはほとんど閉まっていた。ストリートの奥の方にある「ナンヌアル」という店はやっていた。ボク自身は初めてで存在すら知らなかったが、ほかにやっていないこともあって、ここに入った。
19時を過ぎると多くのタイ人と日本人で席が埋まった。元々人気があったのか、ここしかないから人が来ていたのかはわからない。
こういったところで食べるのはやっぱりグン・パオ、すなわちエビの炭火焼きでしょう。キロあたり1300バーツだったか1200バーツと言われたが、画像のようにハーフでも8匹くらいあるので、これで十分だ。
あとは生牡蠣もついつい頼んでしまう。こういう時世だから店の回転率も悪いだろうし、それによって生牡蠣も古くなっていたりしたら怖い。大丈夫か訊いてみたら、鮮度は問題ないと言う。まあそういうか、普通。
この店では牡蠣は1個あたり85バーツだった。バンコクだと60~70バーツくらいの店もあるので、ちょっと高めか。でも、鮮度は確かに問題なく、おいしく食べることができた。
タイ料理の基本でもある炒飯、カオ・パットも注文した。カオ・パットは普段それほど食べないし、思い出しもしないけれど、年に何回か無性に食べたくなるときがある。中華でもそうだが火力の関係か、家庭では再現できない味が飲食店のカオ・パットにあるのだ。
これはイカの一夜干しを揚げたものだったかな。まあ、無難な料理だった。
タイは調味料がこの料理にはこれって決まっていて、それを外すことがない気がする。たとえば和食で言えば、寿司は絶対に醤油、とんかつにはウスターソース、的な。最近は塩だったりいろいろあるが、タイ人はわりと食に保守的というのもあって、決まった調味料以外は頼まないと持ってきてくれない。
それでいうと、こういう干物関係、ヌア・デートディアオとか、肉の一夜干しなんかは絶対ケチャップみたいなのが出てくる。厳密にはチリソースなんだけど、ボクはこのソースが嫌いではないが好きではなく、つけなくておいしいならつけたくないと思う。
これは生のワタリガニが入っているソムタムだ。これは海辺に来たら基本の料理でしょう。とはいえ、寄生虫とか大丈夫なのだろうか。ソムタムのトウガラシがワサビなどのように殺菌作用があると信じたい。
店名はカタカナではナンヌアルだが、アルファベットではNangNualだったはず。とりあえずパタヤビーチ周辺ならおすすめできる海鮮料理店だと思う。