トンローの朝食がお洒落すぎて引く
バンコクには富裕層向けのスポットがいくつかある。日本人在住者や日本人向け飲食店が多いトンローもまたそのひとつだ。近年はどんどん新しい商業施設が建ち、夜も遅くまで若者が出入りしている。
そんなトンローのソイ17にあるコモンズという建物に「ROAST」という飲食店が入居している。バンコクに何軒かあるカフェ・レストランのようで、沖縄に住むボクの友人らが飲食店関係の人らしく、視察も兼ねて観に行きたいということで、行ったことがある。日頃平々凡々な生活をしているボクからしたら、驚くほど洗練されている朝食(というかブランチだったかな)で、正直引いた。
ROASTのトンロー店はコモンズの最上階にあった。昼前でありながら、富裕層らしきタイ人のほか、在住の欧米人や日本人、観光客がたくさん来ていて、ほぼ満席だった。なんと女性客の多い店か。男だけのグループは我々だけだった。
ブランチメニューもお洒落だった。見た目にこんなにお洒落な朝食を果たしてボクは食べたことがあっただろうか。
そして、値段も結構高い。エッグベネディクトでも320バーツもするので、相当なアッパー層を狙った設定だ。とはいえ、味は価格に見合っているので、食べて損をした気分にならないのもすごい。
これなんかはパスタについていたスープだったかと思う。こんなのでさえお洒落でおいしい。こんなものが注文することにより独り占めできると思うと、感動的でもある。
これなんかは最早なんだか憶えていない。リゾットかな。なんでしょう。貧乏人からすると、もっと量を増やしてほしいなんて思うけれど、でもこれくらいが案外ちょうどよかったりする。ボクみたいな料理をするならすべて強火とか、辛いモノはひたすら辛くとか、とにかくボリュームたっぷりとか、10か1の世界とはまったく違うのだ。
デザートもまた。日本でもこんなお洒落なものに出会ったことなんてない。タイも随分と変わったものだ。
店の詳細は上記で。すべてではないが、一部メニューも料金と共に掲載されている。
ROASTのトンロー店はこのコモンズに入っている。建物の造りも特殊で、各階がなんというか、ぬるりと繋がっている。この階段を上がってもう一度降りると、そこにはバル的な店もあった。階段が席になっていたり、なんというお洒落な発想だろう。
場所はトンロー通りソイ17になる。このソイは結構奥の方のイメージがあるけれど、周辺には飲食店やバーなどが多く、夜も賑やかなエリアだ。いろいろとハシゴしながら楽しめる地域なのかなと思う。