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霊魂の本質の目覚め

2025年1月27日
日常生活において、自らの思想が乱れ悪しき事を思考したなどの際には、自らの良心により その悪しき思考を制御して心を正す働きが成されます。
この善悪を判断し自らの心を正す良心の働きこそが、自らを守護している五男の神々様の働きであるのです。
この働きにより、自らが悪しき思想に陥らないように、心は正され善良に維持されているのです。

ですが、自らの自愛の精神や欲得が過度に強くなると、この自らを制御する働きを上回り、自らの誘惑に妥協し流されて自制が効かなくなります。

これは、自らの欲得に自らが囚われる為に、正しく善悪の判断が冷静に出来ない状態であり、
「善良なる霊魂の本質的の働き(五男神)」に背いている状態となります。

この時、本能的には善悪を理解している為に、理屈を付けて自らを正当化する自己擁護や、自分の判断が正しいと他者からの擁護を求めるような行為をするものです。

このような自分本位の自愛の精神に囚われている時の、五男の神様(霊魂の本質)の状態は、
(神様を)心の中心より隅に追いやってしまい、自らの思いに自らが囚われた「我を心の中心に据えた」状態であり、
自らが(神の)良心に対して効く耳を持たないようになります。

その為に、霊魂の本質(五男神)の働きは抑制され活動は停止されて休眠状態(休止状態)となる為に、内流は途絶えて智慧証覚が働かず、自らの思想や感性は貧祖となり誠の良心は見失われてしまうのです。
この状態の事を「我が中心に座る」とお伝えをしてきたのです。

また、霊魂の本質(五男神)の働きが休眠状態となり内流が途絶えるので、身体を守護するの三女神の働きも弱る事になります、
これにより自らの精神(心)が弱り侵されると、その影響で身体に変調をきたし肉体的な不和が生じて病となって表れる事になります。

今の世の人々は、この霊魂の本質(五男神)の活動が殆ど休眠状態となっている為に、本来の「御霊の本質に目覚める事」が必要なのです。
自らの中に眠る「真の霊魂の本質」に気が付き、自らの過度の欲得や悪しき自我を制御するように意識するように心掛ける事が大切となります。

自らの心身を正しく健全に保ち「(五男神の)霊魂の本質」と「自らの心」が一致する事を「真の神人合一(しんじんごういつ)」と言うのです。

この神人合一とは、一般的には自らの身体に、神様が明らかに御懸りされた状態を言いますが、
これは日月神示でも御座いますように、傍から神懸かりと分かるような神懸かりは全く必要としないのです。

また、自らの心が、五男神の霊魂の本質の御心に帰一する事を「真の帰神」と言うのです。
※帰神とは「帰神術」の事であり、神懸りの事を言いますが、大本教では「鎮魂帰神法」と言われ一般的に広まりましたが、正確には「鎮魂法」「帰神術」は別の目的のものであります。

この事を、日月神示では「臣民の肉体神の宮となる時ざぞ」「みがけた人が神のお宮ぞ」と言われているのです。

この「霊魂の本質」と「自らの心」が合一する為には、自らの欲得の誘惑に囚われず、また押し通さずに、心を純粋に素直となる事が必要となりますが、この状態になる為に日月神示では「生まれ赤子になりなさい」とお伝えされているのです。

これは、自らを正しく健全な心を維持するためには、自らが初心を忘れずに心を純粋に素直に謙虚に持ち続ける事が必要となり、
この初心の心を持ち続ける事で、自らが思い上がり慢心する事がなく、自らに厳しく改め正し律する事が出来るのです。

この自らの心に「眠れる真の霊魂の本質に目覚める」事を、自らの「岩戸開き」と言うのです。


【 霊魂の本質に目覚める事 】と【 真の信仰に目覚める事 】が人間として最も重要な事であり、これらに目覚める事を日月神示では「﹅」(ホチ)を入れると言われているのです。

※ ホチが抜けているとは、自らの心に真の神と真の信仰心が抜けている状態の事なのです。


厳瑞



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