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EU、Appleをデジタル市場法違反と判断へ!?

こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
先日、フィナンシャル・タイムズ(FT)が衝撃的なニュースを報じました。なんと、欧州連合(EU)がAppleをデジタル市場法(DMA)違反と判断する可能性があるということです。

少し調べてみました。


ところでDMAって何?

DMAは、巨大IT企業による市場支配力を抑制し、公正な競争を促進するための法律です。EUは、巨大IT企業が自社のプラットフォーム上で競合他社を不利に扱ったり、消費者の選択肢を制限したりすることを問題視しています。

Appleの何が問題なの?

Appleは、自社のアプリストアにおいて、以下のような行為がDMAに違反している疑いをかけられています。

  • アプリのアンインストールやデフォルト設定の変更が困難: Apple製のアプリ以外のアプリを簡単にアンインストールしたり、デフォルト設定を変更したりすることができないようにしている。

  • 自社決済システムの強制: アプリ内での課金にAppleの決済システムを利用することを強制し、競合他社の決済システムを排除している。

  • ブラウザエンジンに関する制限: サードパーティ製のブラウザアプリがApple独自のブラウザエンジンを使用することを強制し、競合他社のブラウザエンジンを排除している。

これらの行為は、競合他社を排除し、消費者の選択肢を制限する可能性があるとして、EUは問題視しているのです。

Appleはどうなるの?

もしEUがAppleをDMA違反と判断した場合、Appleは巨額の制裁金を科される可能性があります。制裁金の額は、Appleの世界全体の年間売上高の最大10%に達する可能性もあるとのこと。これは、Appleにとって大きな痛手となるでしょう。

また、Appleは自社のビジネスモデルを大幅に変更せざるを得なくなるかもしれません。例えば、アプリストアでの競合他社のアプリに対する制限を緩和したり、自社決済システム以外の決済システムを許可したりする必要が出てくるかもしれません。

まとめ

今回のEUの判断は、Appleだけでなく、他の巨大IT企業にも大きな影響を与える可能性があるのではないでしょうか?
EUは、巨大IT企業による市場支配力を抑制し、公正な競争を促進するために、今後もDMAの厳格な運用を進めていくと予想されます。
まぁしかし困難な道でもAppleは今までもたくさん乗り越えてきましたので、きっと今回も乗り越えるでしょう。そういう企業です。


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