米国ドットコムバブルや日本のバブル崩壊後、投資家たちは何をしていたのか?
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
株式市場のバブルが崩壊すると、多くの投資家は大きな損失を抱え、戦略を見直さざるを得ませんでした。
米国のドットコムバブル(2000年代初頭)や日本のバブル(1990年代初頭)の崩壊後に投資家たちが取った具体的な行動を大雑把ですが以下にまとめます。
それではどうぞ!
米国ドットコムバブル崩壊後(2000年代初頭)
ポートフォリオの見直し
ドットコム関連株を多く抱えていた投資家は大半は逃げきれず、大幅な損失を被りました。
その後、テクノロジー株から伝統的なセクター(例えばヘルスケア、金融、消費財など)へとポートフォリオを分散する動きが見られました。要するに、過度な期待と、まだまだ大丈夫と言う楽観から多くの投資家は遅れながらも見直しを迫られたということです。
バリュー投資への回帰
バブル期には高い成長が期待される株が過剰に評価されましたが、崩壊後にはウォーレン・バフェットのようなバリュー投資家の手法が再評価され、割安な株式を探す動きが強まりました。今のうちに調べておくのは大事かと思います。
インデックス投資の拡大
個別銘柄で大きな損失を被った個人投資家は、リスクを低減するためにインデックスファンドやETFを利用するようになりました。
債券への移行
株式市場の不安定さから逃れるため、多くの投資家が債券市場に資金を移しました。この期間、米国債が「安全資産」として人気を集めました。
新しい成長分野への注目
ドットコム関連株の中で生き残った優良企業(例:AmazonやeBay)や、新たな成長分野(例:エネルギー、インフラ)への資金流入が見られました。
日本バブル崩壊後(1990年代初頭)
現金ポジションの拡大
バブル崩壊後の経済停滞(「失われた10年」)の中、多くの投資家は株式市場を避け、現金や預金を選好しました。正直、失われたのは10年どころではないと思いますけれども…低リスク資産へのシフト
債券(特に国債)や銀行預金など、リスクの低い資産への資金移動が増えました。日本国債は特に人気を集めました。海外市場への注目
国内市場の停滞を受け、一部の投資家は成長が続いていた海外市場(米国やアジア)に目を向けました。配当株や安定株の選好
株式市場に留まる投資家は、配当利回りの高い株や業績が安定している企業を選ぶようになりました。不動産市場の動き
株式だけでなく、不動産市場も同時に崩壊したため、投資家は新たな機会を探し、不動産の底値買いを行う動きも一部見られました。株式市場の低迷
日本の株式市場(特に日経平均)は長期的に低迷していたため、多くの投資家は市場そのものから離れることを選びました。一部では、株式投資が「ギャンブル」と見なされる風潮も広まりました。
共通の行動
長期投資の重要性
短期的な損失を耐え、長期的に市場回復を期待する「バイ・アンド・ホールド」戦略を選ぶ投資家もいました。でも大半の方は失敗に終わったと思います。市場分析と学習
多くの投資家は、市場の動きを理解するためにより多くの時間を費やし、テクニカル分析やファンダメンタル分析を学びました。新興市場への分散
米国や日本以外の新興国市場への投資が増加しました。特に、インドや中国、ブラジルなどが注目されました。
まとめ
バブル崩壊は投資家にとって厳しい試練ですが、その経験を通じて新たな投資戦略を学び、柔軟に対応する力を養うきっかけにもなりました。
歴史は韻を踏みます、全く同じ事は起こり得ない店を似たような状況は、同じ市場で取引をしているのですから、ルールが大きく変わっているわけではありません。現在は米国株はかなり割高だと思います。
ちょうどいい機会です。
年末年始ですから。確認してみる良い機会かと思います。