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「根拠のない個別株投資」は突然の暴落時に対応しづらい件
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
近年米国株への投資が急激に盛り上がり、個人投資家の間でもインデックス投資だけでなく、個別株への投資に注目が集まっています。
皆さんの中には、「気になっている銘柄を買ってみたけれど、その後どうフォローしていいか分からない」「とりあえず買ってみたけど、ホールドし続ける根拠が曖昧…」という方もいるのではないでしょうか。
本記事では、買った後のフォローアップの重要性と、投資の根拠(ストーリー)を持つ意義について解説します。
それではどうぞ!
米国株を買った後にフォローすべきポイント
定期的な決算チェック
米国企業は四半期ごと(3・6・9・12月期)に決算を発表します。売上高や利益、ガイダンス(今後の見通し)を確認し、投資する企業の業績が自分の想定通りに推移しているかを検証しましょう。
仮に赤字に転落したり、成長が鈍化したりしている場合は、その原因が一時的なものか、構造的な問題かを見極める必要があります。
ニュースや業界動向の把握
経営陣の交代や大きな買収・合併、競合他社の新製品など、企業に影響を与えそうなニュースやトレンドはこまめにチェックしましょう。
米国市場では特に、業界の動きが早いため、一見小さなニュースでも企業の将来性を左右するインパクトがあるかもしれません。
アナリストレポートやIR情報の確認
会社のIR(投資家向け広報)が定期的に開示するレポートや、アナリストの見解をチェックするのも良い手段です。
もちろん鵜呑みにするのではなく、あくまで情報収集の一環として、自分の投資仮説と照らし合わせるのがポイントです。
なぜ根拠のないホールドは意味がないのか?
投資ストーリーがないとブレやすい
「その株、なぜ買ったの?」という理由が明確であれば、株価が短期的に上下しても、慌てて売買する必要はありません。もし説明できないのであれば気にするべきでしょう。
逆に根拠がない投資だと、ほんの少しの値動きやニュースで不安になり、正しい判断がしづらくなります。
リスク管理が難しくなる
個別株への投資はETFやインデックス投資よりもリスクが高い傾向があります。その分、企業をしっかり調査し、将来にわたる成長性や競合優位性を見極める必要があります。
根拠がないと「どのくらい下がったら損切りすべきか」「どの程度の期間保有すべきか」など、具体的なリスク管理のラインを引きにくいでしょう。
投資成果を振り返ることができない
「この銘柄は◯◯という理由で買った」「ここが改善したからホールド継続」というように、エントリー時点の根拠と現状を比較検証するプロセスがなければ、投資の振り返りができません。
結果的に良くも悪くも「運任せ」になりやすいです。
😱怖い怖い…突然の暴落が起きるケース
いくつかありますので一般的なものを紹介します。
大口顧客からの発注が消滅
B2Bビジネスの場合、大口顧客との取引が収益の大半を占めているケースがあります。もし、その顧客が競合他社に切り替えたり、経営状態が悪化して発注が停止したりすると企業の業績に大きく影響も。
リコール・製品トラブルの発生
特に、製造業や自動車産業、医薬品などでは、製品の欠陥や不具合が判明すると、リコール対応や訴訟コストで利益が大きく削られる可能性があります。また、顧客の信頼低下による長期的な売上減少も懸念されます。
経営陣の不正やスキャンダル
経営トップのスキャンダルや会計不正などのニュースが出ると、市場の信頼が一気に崩れ、株価が短期的に急落するケースがあります。企業の評判がダメージを受け、顧客や投資家が離れていくリスクも高いです。
業界全体の需要減速・規制強化
業界そのものに大きな規制が入る、あるいは需要の激減が起きると、企業努力だけでは対処しきれず、利益や株価が大きく落ち込む可能性があります。
⭐️根拠を持ち続けるためのコツを知ろう!
自分なりの投資ストーリーを文章化する
「何を期待しているのか」「ターゲットとする株価や指標はどうか」「どんなリスクが潜んでいるか」など、買う前に明確に書き出しておきましょう。
後で振り返ることで、投資判断がブレにくくなります。
定期的に投資ストーリーを見直す
半年~1年に一度は、自分の投資ストーリーが変わっていないか再確認してください。決算やニュースを踏まえて、期待する成長性が維持されているのか、前提条件に変更はないのかチェックします。
もしストーリーが崩れたなら、撤退するのか、それともホールドするのか、戦略を再構築することが大切です。
明確な売買ルールを設定しておく
「四半期決算で〇回連続減益なら売る」「株価が◯%下落したらロスカットする」など、数値化できるルールを設定しておくと、感情に流されずに機械的な判断がしやすくなります。
まとめ
米国株への個別株投資は、グローバルな成長の恩恵を受けられる魅力がある一方、個別銘柄では一歩間違えれば大きな損失を抱えるリスクもあります。
「買った株をフォローしきれていないかも…」と感じたら、まずは決算やニュースのチェック、そして自分が描いた投資ストーリーを見直すところから始めてみてください。
明確な根拠をもってホールドし続けられる銘柄こそ、長期的なリターンをもたらしてくれる可能性が高まるはずです。
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