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Photo by
inagakijunya
新型コロナ禍の思い出︰アベノマスク
2020年春、価格釣り上げを狙う問屋や朝っぱらから薬屋に並ぶお年寄り・転売ヤーのせいで、使い捨てできる不織布マスクが手に入らない時期が続いていた。
そんな中、当時の安倍政権がガーゼマスクを配るという行動に出た。
最初は私も「どうしてそうなるのよ…」と思っていたが、これが予想外の成果を発揮した。
問屋は在庫を吐き出し、転売が成立しないと転売ヤーは買い占めをしなくなり、お年寄りも安心したようで並ばなくなった。
当のガーゼマスク、通称「アベノマスク」(安倍政権下の経済政策「アベノミクス」にかけたダジャレ)は不人気だった。
何故かといえば、大人の顔のサイズに対して小さ過ぎたからだ。誇張抜きで小学生サイズだったのだ。
なので、裁縫でアベノマスクを魔改造するのが流行ったりした。ガーゼマスクはガーゼを畳んだ形状なので、解けば布マスクの内側の素材(それより表側の層は好きな布で作る)として使えた。
また、「使わないならホームレス等のマスクを買うお金を持たない方々に配られてほしい」と集める支援者団体が全国に現れた。
私もこのマスクは寄付しようと思っていたが、気がついたら機を逃し、ずっと手元に残したままになっている。
アベノマスクの入った袋には、当時の感染対策についての案内のチラシも入っていた。もはや懐かしさを感じるものだ。
結局このマスクを普通に使う人は少なく、内閣ですら真面目に使っているのが安倍首相本人くらいだった。
高額な金を使って配るには「もう少しなんかあったやろ」と思うが、前述の通り別な波及効果があったこともあるので、本当に存在意義がゼロというわけでは…なかったと……おもう………。