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V6「素敵な夜」のシチュエーション

2021/9/4に発売されたアルバム「STEP」に収録された「素敵な夜」。

NHK「みんなのうた」でも放送された楽曲ながら、TV放送された2コーラス目までと3コーラス目のシチュエーションが大きく異なるため、私はどのような状況なのか把握するのに若干時間が必要だった。

1~2コーラス目はこれだけで完結する。

それに対し、
3コーラス目はつながるのがつながらないのか。
つながるならば、どのような状況か。

それをぐだぐだ考えてみた。

歌詞はこちらを参照してください)

1~2コーラス目までの状況

1コーラス目は知らない人に「久しぶり」と声をかけられた側の気まずさ。
2コーラス目は声をかけたら人違いだと気付いた側の気まずさ、を歌っている。

それぞれの主人公の名前を「1番さん」「2番さん」と呼ぶ。(以下同じ)

実は同一のストーリーである必要はないが、「みんなのうた」のサイズであれば同一の話で声をかけられた・かけてしまった側のストーリーとしてまとめることは可能なので、ここでは同一の話とする。

2番さんがとっさ出してしまった言葉が「素敵な夜でしたね」だったことから、ちょっと歯の浮く台詞を出してしまうタイプの人物であることがうかがわれる。

「素敵な夜」の意味するところは、単純な飲み友達と恋愛要素との両方の可能性がある。むしろ3番がなければ飲み友達の方がしっくりくるくらいだ。

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3コーラス目の状況

3コーラス目においては、「3番さん」「3番さんの友人」

「3番さんの友人のガールフレンド」の3名が出てくる。

3番友人のガールフレンドは女性で確定。恋愛対象が多数派の人達とすれば3番さん・3番友人は男性となる。

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これらは3番さんの「彼女の過去は知っているしちょっとヤバみも感じているけれど、何も知らない友人がいる状況ではお似合いだというしかない気まずさ」を歌っている。

ただ、3番さんも「素敵な夜でしたね」と耳打ちしているあたり、なかなかな人物だと思う(笑)。

1番さんは3番友人のガールフレンドではないか?

さて、「素敵な夜でしたね」に反応しているあたり、3番友人のガールフレンドは1番さんの可能性が出てくる。
もし彼女が同一人物だった場合に、2つの可能性が発生する。

3番さんにツッコまれていた通り、3番友人のガールフレンドは夜遊びをするタイプだ。彼女=1番さんが2番さんに声をかけられた時の反応は、単純に「誰だっけ?」というより「どの人だっけ?」と思い出そうとしている可能性が出てくるのだ。

そして、2番さんだが、本当に彼女は人違いだったのか?という点が怪しくなってくる。1番さんの反応に人違いだったと結論づけてしまった可能性が生えてくる。

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3コーラス目も同一のストーリーの中に追加可能か?

先に断っておくとちょっと無理筋になってくると思う。やはり3コーラス目は話の性質が違うからだ。

それでもなお、全部の話が繋がっているケースを考えてみたい。

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2番・3番の関係については後述

上に私の考察を図示した。2番さんと3番さんを同時に出現させるには彼らの繋がりが必要になる。そこで友人と仮定した。
他は全員男性とする。

1)2番さんと3番さんが3番友人と会う

2)2番さん、3番さんが連れていた1番さんに「久しぶり」って声をかける

3)1番さん・2番さんの気まずい時間が流れる

4)その裏で3番さん(あれってあの夜の子じゃないか…)と冷や汗をかく

5)冷や汗をかきつつ、3番さんも1番さんにかまをかける

ドロドロしてきました。

(なお、2番さん・3番さんが男性同士の恋人だった場合、2番さんが彼氏がいる場で他の女に「素敵な夜でしたね」などと吐くことになり、もう一つあらたな修羅場が発生する。)

結論:混ぜるな危険

前述のとおり1~2コーラス目は恋愛要素は関係なく成立する話で、恋愛が入ってくるのは3コーラス目のみだ。

たぶん、たぶんだが、3コーラス目は混ぜちゃいけない。

…元々のテーマが、顔を隠して生活するようになった今(2021年現在)、それでもそれぞれに素敵な夜が来ますように、という願いがこめられているとのこと。

皆さんそれぞれが、素敵な夜に巡り合えますように。

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