見出し画像

絶妙なボケを意識して撮る

いつもお世話になっている写真添削のお題が「絶妙なボケ」だったので、いつも徘徊している公園で、いつも以上に被写界深度を意識してスナップしてきた。

そもそもボケは厄介なもんで、カメラ買って、撒き餌レンズ買って、「わーこんなボケるー!」とひたすら絞り開放でボッケボケ写真を量産するのは、私も含めみんなが通る義務教育課程みたいなものであると思う。でもそこから「情報量の整理をするための手段」として「いい塩梅で使えるようになる」かどうかが写真を上達させていく上で大切と日頃から教わってる。それに気づけないと永遠に義務教育を終えられない。小学校留年。何事もどっちかに振り切るのは単純なもんで、いい塩梅が一番難しい。ほんとに難しい。

そういえば以前、講師の方から「ボケは金で買える」と教わって、なるほど確かにそりゃそうだとなった。つまり、ただフルサイズ機とお高い単焦点レンズ買って、脳死で絞り開放で撮って、「ほらこんなにボケる!ほらこんなにボケが綺麗!」とド付き合うのは、ただの可処分所得のド付き合いであって、写真技術のド付き合いではないので、それを100万年続けても「写真」は上達しないということに気づかせて頂いた。本当に感謝。写真を見る人はボケを見たいわけではない。ほんとそう。

どこかのECサイトの単焦点レンズの商品レビューに「プロみたいな写真が撮れるようになりました」って書いてあって、「あー気持ちわかるわー」と思いつつも、プロだからぼかせるというわけでもないし、ぼかした写真が撮れるようになったらプロになれるわけでもない。


さて、ぐちゃぐちゃ寝言ばっか書いてないで、写真。写真。

提出1枚目↓

講評としては

  • 構図すごく良く出来てる

  • 主題のベンチと手前のベンチの間の距離感もうまく処理できてる

  • ボケ量が程良い

  • 主題と副題がピント位置、構図、ボケ量でちゃんと説明できている

べた褒め頂いた。うれしい限り。


提出2枚目↓

講評としては

  • 構図は良く出来てるが、主題と手前のポールの間が余ってしまっていて、空が反射して明るくなってて、木の影の形も写ってて、さらに波紋まであるので、目立って意味ありげに見えてしまうので、ちょっと目が泳いでしまう

  • こういう場合は望遠で詰めた方が良い

  • 後ろのボケ具合はいい感じ

ちょっと目が泳いでしまうというのは言われてみれば確かに。。。
主題とボケ具合にしか意識がいっていなかった。。。

この時は85mmの単焦点だったので、これで撮るしかなかったわけですが、これは後日、望遠ズームレンズ持って行って焦点距離変えて撮ってみると面白いかもしれないと思った。今度チャレンジしよう。


提出3枚目↓

講評としては

  • 主題と副題がちゃんとわかるように撮れている

  • パンフォーカス気味だけど微妙にぼかしているのが良い


総評としては「いい感じなのでこのまま伸びていってほしい」とコメント頂けたので、よかったよかった。

いいなと思ったら応援しよう!