左ききの夢 - 左手でボールペンや箸を使えるようになるか

数年前から、ボールペンで文字を書くのか辛くなってきた。
少しでも気を抜くと漢字を間違えてしまう。
自分の名前でもだ。

あと、数分書いただけで腕が痛くなる。

パソコンを使い始めてから、ボールペンで文字を書くことは減ってきた。
とはいっても、それはもう四半世紀近く前からのことだ。
少なくとも5年前まではボールペンで書くのが辛いと思ったことはない。

ナマポなので、3ヶ月に一回役所に収入申告書を出さないといけない。
毎回同じ文だ。
なのに書き慣れてる文字を書くのが辛いのだ。

それで3ヶ月前から、書く文をノートに何度も書いて練習することにした。

で、今月も同じように前もって文字を書く練習を始めた。
今回は前回より早めに始めたので、欲張ってRST リーディングスキルテストの問題をノートに書いてみた。
RSTの問題なら文法的に正しい日本語だから。

やってみて驚いた!
普段書かない漢字を書こうとしても、正しく書けない!
目で見た通りに書いてるのに、正しい漢字が書けない。

正直愕然とした。
52歳になると、ここまで衰えるのか!と。

その時思いついた。
実は1ヶ月前から、利き腕のことを考えてる。

タイトルの通り、私は左利きだ。

ただ、箸や鉛筆は、物心ついた時には右手で使っていた。
恐らく両親は左利きを右利きに直せると思ったのだろう。

でも、右手で使えるけど、正しい使い方が何度練習してもできない。

鉛筆を正しい持ち方で文字を書き始めても、数分で持ち方が崩れる。
箸に至っては正しい持ち方では、最初から食べ物を挟めない。

最近思いついたことがある。
しつけに厳しい母に、箸や鉛筆の持ち方について、一度も注意されたことがないことを。
父もそうだ。
私の箸や鉛筆の使い方を馬鹿にするのは、家族では兄だけだった。

つまり両親は、左利きの私に無理に右手で箸や鉛筆を使わせようとしたことを後悔してるんじゃないか?

多分右手で使うように教えても、何度教えても正しい使い方はできるようにならなかったわけだから。
私は物心つく前のことなので全く記憶に残ってないけど。

まあ、あくまで私の想像だ。

もし父が後悔してるのなら、私が6歳の時に右利き用のグローブを買ってこないだろう。

ちょっと長くなったが、右手で文字を書くのが辛いのなら、左手で書いてみたらどうだろうと、突然閃いた。

ただ正しい持ち方がすぐできるかな?と思ったら、最初から正しい持ち方になってた!
で、実際に書いてみる。
もちろん上手く書けるはずはないが、練習すれば書けるようになる手応えがあった。
一番書き慣れてる自分の名前は、左手で書いてもちゃんと読み取れるレベルだ。
何よりも、左手で書くと手が疲れない。

じゃあ、箸は!と試してみたけど、まず正しい持ち方ができない。
まずはスプーンやフォークから始めることにした。

まだ昭和50年代は、左利き用のものは大きな店じゃないと売ってなかったし、そもそも両親は左利き用のものを買ってくれなかった。
そんな時代に育ってるから、箸と鉛筆以外はどちらの手でもできる。

つまり物心ついた時から、左手も右手も使ってきたから、練習すれば左手で箸やボールペンを使えるようになる下地は、できているのかもしれない。

さて、あと3ヶ月で53歳になるけど、それまでに左手で箸とボールペンを使えるようになってるでしょうか?
「挑戦とは挑み戦うこと」😜

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